メディアサロンBlog

創造発見塾を運営する川内メディアサロン実行委員会の東北大生が受講生の皆さんにお役立ち情報をお届けします!

ボランティアを通して見えてきたこと

皆さん、こんにちは!

 

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今回のブログを担当するのは、工学部化学・バイオ工学科2年の佐々木真由(ささき まゆ)です。
岩手県出身です。飛行機が大好きで、最近初めてヘリコプターに乗りました!飛行機はまだ乗ったことないですが(笑)

 

 

さて、今回は私の"Next Stage"の一つとして、私が所属するボランティアサークルでの活動をご紹介します。

 

私が所属しているのは、「東北大学陸前高田応援サークルぽかぽか」という団体です。サークル名に地名が入っているのでわかる方もいるかもしれませんが、東日本大震災関連のボランティアをしています。

主な活動として、月に1度くらいのペースで実際に岩手県陸前高田市に伺って、仮設住宅などで住民さんと一緒に足湯・手芸カフェをしています。

そのほかにも、現地で活動するボランティア団体の方々と連携をとり、震災前には約7万本の松が植えられ観光地として賑わっていた高田松原の復元活動や、現地の子供たちの居場所作りに協力しています。

 

また夏には、地元の方々にとって一大イベントである「うごく七夕まつり」に参加しています。皆さん、「うごく七夕まつり」はご存知でしょうか?

ご存じない方のために少し説明すると、「うごく七夕まつり」は、毎年8月7日に陸前高田市高田町で行われるお祭りです。各地区ごとに住民の方々が華やかな山車をつくり、それをその地域の人たちで引っ張ってお囃子を奏でながら町を練り歩きます。夜には、山車がライトアップされ、とても綺麗です。ちなみに私たちは、毎年下和野地区のお手伝いをしています。

 

 

将来の復興を糧に


1年間「ぽかぽか」の一員として活動をしながら、私たちが行っているようなボランティア活動の意義を考えてきました。その中で、わかったことがあります。

それは、定期的に通い続けてくれること、それ自体が住民の方々にとって一番うれしいことであるということです。

 

震災から7年が経過し、被災地に来るボランティアも年々減少している中で、それでもなお、自分たちのことを気にかけて来てくれる人がいる、それだけで住民の方々はとても喜んでくださいます。

 

 

しかし、それでも時々、自分たちの活動の意義に疑問が浮かんでくることがあります。そんなときはこの言葉を思い出して活動しています。


「いつかきっと、この活動をやってきてよかったと思えるような日が来る。それはいつになるかわからない、ずっと先の未来かもしれない。でも、今これをやらなかったら、絶対に後悔する。」


このお話をしてくださったのは、現地に本拠地をおいて、私たちと同じように仮設住宅や復興公営住宅でカフェ活動を行っている、ボランティア団体の方です。

私たちが行っているような活動は、その成果が表れるまでに時間がかかるけれど、その街を本当に復興させるためには絶対に必要な活動なのだと教えていただきました。

 

街の復興には、その町の良さをよく知る住民の方が意欲的に活動していくことが必要不可欠です。そのために、住民の方がお互いに交流し、協力して何かをやっていけるような関係を作れる場が必要なのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?


私たちはこれからも悩みながら、住民の方々に喜んでもらえるように楽しんで活動していきます。
この活動を通して体験したこと、学んだことは、私の視野を広げてくれました。
皆さんも様々なことにチャレンジしてみてくださいね!(私たちのサークルでは、一般参加者も募集しているので、ボランティアに興味がある方はぜひ!笑)
それでは、皆さんのご活躍を期待しています!

 

実行委員2年目 佐々木真