メディアサロンBlog

創造発見塾を運営する川内メディアサロン実行委員会の東北大生が受講生の皆さんにお役立ち情報をお届けします!

大学生活×ドラえもん

 

実行委員5年目、工学研究科博士課程前期1年の鷲辺です。

今は大学院で交通システムに関する研究をしています。

 

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(ちなみに趣味は合唱です。右から2番目が僕。研究室内で合唱団を作って発表会にも参加しています。)

 

今日のテーマは

“気づきの大切さ”です。

あまりピンとこないテーマかもしれませんが、さっそく本題に入りましょう。

 

気づきというのは突然やってきます。

例えば僕がある日アニメ”ドラえもん”を観ていた時のこと…

 

その日のお話は、ドラえもんがどら焼きをお腹いっぱい食べるために”ドライライト”という熱いドライアイスを売って一儲けを企てるというものでした。

(この後ネタバレなので読む場合は自己責任でお願いしますね)

 

ある寒い日に、ドラえもんがドライライトを売り始めると、人気に火が付き大行列ができるまでになります。

そこで、100グラム100円だった値段を200円、300円…と吊り上げていきます。

それでも買い手がたくさんいるので、ドラえもんは(大量に在庫があるにもかかわらず)”今日は売り切れ”と言ってさらに値段を上げようとします。

 

しかし、売ることに夢中になっていたドラえもんは、ドライライトの倉庫のフタを開けっ放しにするというミスをしてしまい、倉庫にあったドライライトをすべて融かしてしまいます。

 

融けた熱で街はぽかぽか陽気に。

ドライライトは1円も値段がつかなくなり、ドラえもんのお腹いっぱいどら焼きを食べる夢は潰えたのでした…。

 

何の変哲もないドラえもんの話ですよね。

しかし、ここで僕は気が付きました!

”これ市場原理そのものやないか!!”と。

 

実は僕、工学系の大学院で研究をしているのですが、経済学の理論も使って研究をしています。変わってますよね。

経済学の中には”市場原理”という理論があります。ざっくり言うと”モノの値段はどうやって決まるのか”を理論にしたものです。

今回のドラえもんの話は”需要と供給によってモノの値段は決まる”という市場原理の基本をまさにそのまま物語にしたものだったんですね。

 

さて、今回紹介した気づきは、気づいたからといって世界が大きく変わったり、生きるためにめちゃくちゃ役立ったりするわけではありません。

とはいえ、僕はこの気づきによって、ドラえもんのお話を自分の研究分野の教材として捉えられるようになりました。

 

このように”気づく”ことによって、今まで見ていたものが違って見えてくるようになります。

少し大げさかもしれませんが、気づきによって今までとは違う世界が見えてくるのです。

もし、その世界が誰も見たことのない世界だったとしたら、そこには誰も知らない新しい発見が待っているはずです。

こうした発見が時に新しい研究の成果になることもあるんですよ。

こう考えると、気づきってすごいですよね。

 

ではどうすれば効果的に気づけるようになるのでしょうか。

僕は2つのことを気を付けています。

1つはアンテナを張ることです。

気づきは突然やってくると冒頭で書きましたが、そもそも”気づこう”という姿勢が無ければ見逃してしまいます。

もう1つはいろんな知識や考え方を学ぶことです。

これはアンテナの感度を上げることに相当すると思っています。

先に挙げた気づきは、僕が市場原理を学んだからこそ得られたものです。

つまり、気づくためには物事をいろんな角度から見るための知識や考え方を知っておく必要があります。

ですが、すぐに感度はあがりません。

地道に少しずつあげていかなければなりません。

 

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ここまで気づきについて難しく書いてきましたが、気づきの最大の面白さは”毎日の生活がちょっと楽しくなること”だと思っています。

今まで見ていたものが気づき1つで違って見えてくるわけですから、楽しくないわけがありません。

 

みなさんも入学前の今からアンテナの感度を磨いてみませんか。

磨かずに過ごすよりもちょっとだけ楽しい大学生活がきっと待っていますよ。

 

 

実行委員5年目 鷲辺航

 

 

ギャップ10!

 

みなさん初めまして!

実行委員2年目、法学部の三國稔男です。

ピザまん大好き、離島出身の20歳です。

 

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(ぼくは、右のピンクの方です!)

 

早いもので、このブログも7回目ですね!

読者の皆さんも、大学入学後の自分の姿に思いを馳せながら、

ワクワクした毎日を送っているのではないでしょうか。

 

僕も2年前、皆さんと同じように期待に胸をふくらませていました。

そしてこうも思っていました。

「高校と同じようにやれば、なんとかなるでしょ。」

 

ですが!!!

 

実際に大学生活を送っていると、高校では当たり前だったことが、

大学ではそうではないことを、ひしひしと感じるようになります…

高校と大学でどのような違いがあるのか、

大学生になって初めてわかることが、たくさんあります。

 

ということで、今回のテーマは

実感!高校と大学のギャップ 

ザ・ベスト10

 

 

それでは、第10位から第4位までを見てみましょう!

 

第10位 『1コマ90分授業』

高校では1コマ1時間程度だった授業時間が、大学では1コマ90分になります。

この30分の差がとても大きいんです。最初のうちは全然慣れません。

僕自身、途中で意識がふっと消え、夢の世界へ入ってしまったことも、

1度や2度ではありません…(笑)

 

第9位 『建物が点在』

高校では1つのエリアに校舎や体育館がありましたが、

大学はそもそもキャンパスが複数あり、1つ1つが非常に広大です。

授業の関係で1日に3、4度キャンパス移動をすること(もちろん10分の休み時間内で!)があったため、足腰がよく鍛えられました(実話)。

 

第8位 『留学生が、たくさん!』

日本全国から学生が集う、東北大学

もちろん留学生も通っています!

留学生と一緒にスポーツや議論をする講義が多く開講されています。

僕も、授業を通じて仲良くなった人が増えて、とっても身近な存在です。

 

第7位 『パソコン持ち歩き』

高校ではパソコンは学校が管理、用途も限定…という感じでしたが、

大学では実験レポートの作成、サークルのイベント計画など、

様々な場面でパソコンを使う機会が出てきます。

そのため、自分用のパソコンを持ち歩く人がとても多いです。

僕も合宿の運営や演習でのレジュメの作成など、

空き時間にたびたび、大変お世話になっています!

 

第6位 『立場も環境も異なる人と、対等に議論』

高校では同じ授業を受けるのは同世代、話す相手も同世代。

でも大学では、いろんな年齢の人が同じ講義を受け、議論します。

教授と議論することもあり、そこには年上や年下といった考えはありません。

教授と話してみると、

「こう考えながら教えているんだなぁ」

というのが分かったり、自分と違う視点からの意見を聞けたりと、面白いですよ~

 

第5位 『多種多様な学友会、サークル』

高校の部活動は野球やサッカーなどの運動部、

美術や書道などの文化部があったと思います。

でも大学だと、それらのよくあるジャンルはもちろん、

ボディビル・折り紙のように「そんなのあるの!?」と二度見するような、

マイナーなジャンルを究めた学友会・サークルだって、たくさんあるんです!

僕自身、大学で初めて触れた、

オリエンテーリング」という

スポーツをする団体に所属しています。

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(詳しく知りたい人は、Google大先生に聞いてみよう!)

 

第4位 『イベントがとにかく大規模!』

大学のイベントって、本当に大規模なんです!!

入学式は市の体育館を貸し切って行われるし、

大学祭も3日間で、いろんな学生がお店を出し、有名人も登場するなど、

とにかく「圧巻」の一言に尽きます。

大学祭は、企画・運営を全て学生だけで行っているので、

通例にとらわれず、活気あふれるイベントになっています!

 

 

とうとう次からはベスト3!まずは第3位!

 

第3位 『ホームルームがない』

高校では毎日あったホームルームも、大学ではありません。

ホームルームは。先生が大切なことをお知らせをしたり連絡事項を伝えたり。

これがないと…??

そう!学校からのお知らせは自分で入手しなければいけないし、

自分のことも自分で管理しなければいけないのですΣ(・□・;)

健康診断や受けたいセミナーの案内など、自分で動かないと大変なことに…

 

続いて第2位!

 

第2位 『時間割が自由に組める』

高校では月曜日から金曜日まで、びっしり授業で埋められていたはず。

でも大学では決められた講義の中から好きなものを選ぶことができるので、

自分だけの時間割ができるんです!

もちろん、同じコマには1つの講義しか受けられないため、

自分の受けたい講義がバッティングしてしまい、泣く泣く片方を諦めることも…

今まで学校が決めていたものですが、いざ自分で組むのはとても大変です…

 

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▲2年生後期の時間割です!結構大変でした…(笑)

 

栄えある第1位はこちら!

 

第1位 『高度な授業内容』

高校までの授業は、国が許可した教科書に沿って先生が板書する、

一律的なものだったはず。

でも大学の講義って、先生が作ったレジュメや先生の書いた本を教科書にして

授業が進められていくんです。

その内容も、高度で専門的な内容になります。

自分の興味ある分野をより詳しく、より深く理解するのって難しいですが、

理解できると楽しいし、もっと好きになってきます!!

 

以上、「実感!高校と大学のギャップ ザ・ベスト10!」でした!

 

じゃあ、なんで大学はこんなにも高校と違うんでしょうか?

 

1つの答えとして、

「大学は教えてもらう場ではなく、自分から学ぶ場」

があります。

 

高校までは、授業を決めるのは先生だし、先生に従っていればよかった。

でも、大学では講義で何を学ぶか、サークル、バイトで何をするか、

それを決めるのは、みなさん自身なんです。

大学が、みなさんに「ああして、こうして」と指図することはほとんどありません。

 

しかし、皆さんが自分で決めてやったことは、

たとえ失敗しても経験として身につきます。成功すれば自信がつきます。

自分からチャレンジして周りと関わることが、

将来の社会で活きてくるし、大学生にも求められているのです。

 

もちろん、何もしなくたって文句を言う人はいません。

何もせず4年間過ごして、卒業することもできます。

でも、それで4年後「充実した大学生活だった!」といえるかは、

ちょっと微妙ですよね…

 

皆さんがやりたいことを、大学ではすることができます。

今より成長するきっかけづくりも、しっかり準備されています。

あとは、皆さんの少しの行動力だけ。

 

これからは高校生スタイルから脱却し、個人として成長する大学4年間。

そのスタートは、もう目の前です。

 

 

実行委員2年 三國稔男

 

誰も教えてくれない、留学生活のリアル【後編】

実行委員経済学部4年佐藤です。

前回から2回にわたって「留学」についてお話してきましたが、

【後編】となる今回は特にリアルな話ができればと思います。

 

【前編】はこちらから▼

誰も教えてくれない、留学生活のリアル【前編】 - メディアサロンBlog

 

自己理解と他者理解

前回のようにハイライトで留学生活を紹介すると、毎日キラキラと充実していたように感じられますが、

実際にはいくつも悔しい思いや情けない思いをしてきました。

 

グループワークで初め英語にも自分の意見にも自信が持てず、

ほとんど発言しないでいたらメンバーに名前すら覚えてもらえていなかったり、

年齢も経験も社会的地位も上の相手に怖気づいて会話のキャッチボールがうまくいかなかったり、思い出せばきりがありません。

 

現地で日本人の友人を作ったり、共通の趣味のフィンランド人と仲良くなっていたおかげで精神的に追い詰められるところまではいきませんでしたが、

自分の不得意なこと(英語や友達作り)に向き合い続けないといけないのはつらいものがありました。

 

他人には基本的に興味がなく、一人で本を読んだり物を作ったりしているのが好きなんだといっても、留学しているからには現地の人と時間を過ごし沢山話すべきだという気持ちが付きまといます。

 

そういうジレンマの中で出会えてよかったと思うのが、現地の即興演劇チームです。

 

もともと日本でも演劇を見るのは好きで興味はありましたが、

もともと知り合いである人々に自分の演技を観られる恥ずかしさがあって国内では挑戦したことがありませんでした。

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毎週火曜夜の彼らとの稽古の時間は、ともかくさまざまなエクササイズや即興演劇を行うのですが、とても開放的で愉しいものでした。

年齢も国籍もバラバラで、なかには60歳近いおじいちゃんや、5人の子を持つお母さんが居たり、学校の先生や留学生、会社員など様々な背景を持つ人々が集まっていました。

あまりにも似通っていない人々と、同じセリフ、同じ動きをしてみるととても面白いことが起こります。彼らが自分について話す以上に、その人の個性やものの見方が演技に現れるのです。

 

自分自身も他者も知らない自分が解放されるような瞬間でした。

 

異なる人間同士が分かりあうことなど不可能に等しいかもしれませんが、

この経験によって、私は互いの違いをポジティブに面白がることが出来るようになりました。

また、違いを良し悪しで判断せずに純粋に違いとして認め合うことが他者理解の一歩になりうると感じました。

 

目標の無い維持継続を目的とする人間関係が苦手、演劇は好き、外国人相手ならオープンになれそう、などという自己認識から一歩を踏み出し、

他者との関係の中で自己理解他者理解を深めることが出来たのはこの留学の一つの大きな収穫でした。

 

まとめ

私はかなり遅い段階で留学しましたが、ある意味専門分野が決まっていて、

留学中にしたいこともはっきりしていたというメリットもありました。

けれども今読んでいる皆さんは大学で最終的に何を研究するのかも、どこに比重を置くのかもわからない状態で、

留学の決断も簡単ではないのかなと思います。

 

しかしながら、即物的な価値で言ってしまえば、

留学経験も英語力も就職活動には(無いよりは)有利だし、

長期的に見てもそこで得た人間関係や学びは一生ものだと思います。

 

大学に入って似たような人々と心地いい時間を過ごすもよし、

海外に出てわけわからんことをしながら自分が本当にどうしたいのか見極めるもよし、

どうぞ親を泣かせない程度に勝手にしてください。

 

幸多き大学生活を!

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▲忘れられないフィンランドの美しい夕暮れ

 

 

最後まで読んでくれた親愛なるあなたに、追伸です。

 

受験英語が少しでも頭に残っているうちに、

なるべく早くにTOEFLを受験しましょう。

もちろん対策も多少はしてね。

例年通りであれば4月申し込み、5月受験が直近です。

(これは後でちゃんと窓口に正しい日程を確認してね)

 

うまくいけば1年の夏休みに一か月の短期留学、あるいは1年生の9月から一年間交換留学、なんてアクロバティックスケジュールが実現できるかも。。。

 

サークルとかバイトとかも気になるでしょうが、

一つの選択肢として迷ったらまずは動き出してみてくださいね!

 

実行委員4年 佐藤 好

誰も教えてくれない、留学生活のリアル【前編】

実行委員経済学部4年の佐藤です。

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北欧のデザインが大好きです。

 

今回は一経験者として、

「留学」の話をしていきたいと思います!

留学経験の有無、英語力の有無、海外志向の有無に依らず、

ぜひ最後までご覧ください!

 

大学が提供している機会を逃すな

皆さんもうすでにご存知かもしれませんが、

東北大学は「東北大学グローバルイニシアティブ構想」(気になる方はググって)なんていうものがあるくらい、留学や国際交流に力を入れている大学です。

大学間はもちろんのこと、学部によっては部局間協定なども結ばれており、世界中の国々への門戸が開かれている上に様々な奨学金も充実しています。

 

しかし、留学申し込みや奨学金申し込み時期の締め切りがめちゃくそ早いので、

すでに留学に興味のある方はすぐに(今すぐに!この後読まなくてもいいから!!)

東北大学グローバルラーニングセンターのWEBページに進んでみてください。

 

相談窓口も、留学経験者の話が聞ける会も、説明会も、語学学習や試験の案内も、チューター募集も、大概そこで調べられます。

ビビっている暇があったらとりあえず相談してみることが後の大学生活を変えるかもしれません、まじで!!


海外初心者でも覚悟と準備で何とかなる

少々熱くなってしまいましたが、自己紹介がまだでしたね。

現在経済学部の4年(正しくは5年)で、大学3年の時にニューヨークとロンドンに2週間ずつ、4年の終わりから丸一年間はフィンランドに留学していました。

 

ニューヨークとロンドンは当時学部にあった経営実践型の海外フィールドワーク研修で、語学や交流というよりはビジネスリサーチや現地の企業と関わる方が中心でした。

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▲ニューヨークでのプログラムにて

 

学部2年で行ったハワイが人生初海外!みたいな人間が、

いきなりそんな実践的なプログラムに挑んだもんだから、

コミュニケーションに関しては気合いと準備と他力本願、みたいな状態でした。

(準備:プレゼンやこちらからの提案で使う資料にある単語やフレーズは丸暗記)

 

そんな経験もあって一年卒業を遅らせてでも留学をしようと決意し、

英語でビジネスとデザインを学ぶためにフィンランド渡航しました。

 

4年の終わり頃から卒業を延ばして留学なんて異例なために必要な手続きは多いし、

点数もギリギリだし、保険とか寮とかの書類申請もギリギリだしで、

本当にハラハラしっぱなしでしたが無事に行って帰って来ることが出来ました。

担当の先生や教務やお世話になった方々には頭が上がりません。

これから留学に行く皆さんはくれぐれも早めに決断することをお勧めします。

 

色んな留学生活のあり方

私は2016年1月から同年12月までの丸一年をフィンランドで過ごしました。

ビジネススクールに籍を置いて、マネジメント、マーケティングアントレプレナーシップ、アカウンティングなどの授業を履修しました。

大学の交換留学で行っているので、本分である学業はおろそかには出来ません。

 

しかしそれ以外の部分では、留学生によって様々な過ごし方の違いが現れます。

ある友人は現地の自然探検サークルに入って学生同士でフィンランドの雄大な自然を楽しんでいたり、別の友人はヨーロッパ制覇を目指して連休や長期休業の度に出かけていました。

フィンランドは特に、季節によって日照時間の差が激しいので、夏の白夜の時期などは大人も子供も森に囲まれた湖畔のコテージで存分にリラックスした時間を過ごせました。

 

大学以外の時間では、私はミラノやカンヌで行われた、デザインやクリエイティブに関連する国際見本市やフェスティバルに参加したり、ヘルシンキで行われる世界規模の起業家イベントSLUSHのボランティアをしたりしていました。

 

あるいは市の行政や企業と共にプロジェクトを立ち上げ、様々な国のチームメンバーと共に半年間、市の課題解決に取り組んだりもしていました。

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▲ちなみに成果発表プレゼン大会では優勝しました!わーい!

 

他にも、地域の人々とヨガや即興演劇、コンテンポラリーダンスのサークルに所属したり、昼夜問わずKindle青空文庫を読み漁ったりしていました。

 

 

こんなにも色々なことができる留学生活ですが、

次は、留学を終えた今だからこそ言える、獲得できた「学び」についてお話します!

後編に続く!!

 

実行委員5年 佐藤 好

 

バイトの話いつ聞くの?今でしょ!

実行委員理学部3年の藤田です。

趣味は、全国の石を集めて回ることです。

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▲学祭で嬉しそうに石を見せびらかす僕。

 

さて、今回は大学生活で大体の人が通る道であろう

バイト」の話です。

 

あなたはどんなバイトをやってみたいですか?

家庭教師かな~飲食業かな~

どれも一見楽しそうですが、正直やってみるとどれも大変…

(僕は家に帰るのが0時なんて日もありますorz)

 

ちょっと大変そうなバイトですが、

少しでも「役に立つ!」「楽しい!」ものになるといいですよね。

では、どうしたら「役に立つ」「楽しい」アルバイトになるでしょうか?

 

僕にとってバイトとは、

「対話」がほとんどを占めていると思います。

ここからは、僕がやっている塾講師についてお話します!

 

塾での仕事といえば、いうまでもなく「勉強を教えること」ですよね。

生徒さんの点数を上げ、受験対策ならば志望校に合格できるよう学力を上げることが僕の使命です(ドヤ顔)

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ついこの間まで受験勉強漬けだったみなさんなら、

十分に生徒に指導ができるほどの知識は身についていると思います。

 

しかし、本当に「勉強を教える」だけでいいでしょうか??

 

もし生徒に

「分かりやすいんだけど、なんか先生嫌な感じ…」

「いまいち先生となじめない」

 

こんなこと言われてしまうと、せっかく頑張って教えているのにショックですよね…

 

実は、以前僕も言われたことがあります!!!

めっちゃ凹みました。そのせいで授業数も減らされました。つらい。

 

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分かりやすく勉強を教えているつもりなのになぜなのか…

 

いい先生ってどんな先生かな?

どうしたら生徒に満足してもらえる?

 

僕がたどり着いた答えは、「対話」でした。

「会話」じゃなくて「対話」です。

相手のことを知り、いい関係を築くために話すのです。

結構難しいんですよね。僕コミュ障なので…泣

 

まず、とにかく生徒と話し、生徒の苦手分野とか、普段の悩みとか、

とにかくいろんなことを聞くようにしました。

 

生徒のことをとにかくたくさん知りたいなと思って、

授業でのちょっとした合間とかでとにかく話しかけるようにしました。

その時には自分の話をするのではなく、なるべく生徒の話を聞くことに徹していました。

 

そうすると、悩むポイント、苦手なこと、普段の様子などなど、

いろんなことが分かるようになりました。

 

そのおかげで、普段の授業のペースが生徒のペースに変わり、

生徒からもクレームが出なくなりました。

 

「いい先生」に少しでも近づけたんじゃないかなと思います。

ちょっと偉そうですが(;´∀`)

 

「対話」を通じて、相手のことを知ることがまずは必要だったんですね。

 

 

「いい先生」=生徒から信頼されている先生だと思います。

信頼する先生の授業だと、生徒の学習効率も上がります。

大好きな先生の授業だけ成績良かったりしますよね。笑

 

そして、その信頼関係は「対話」でつくられるんです!

 

対話を通して信頼関係を構築することがとても重要になること、

お分かりいただけたでしょうか?

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▲いつ対話の練習をするか?今でしょ!

 

バイトでは、対話の練習ができるよ

ここまでの話は、塾講師に限ったことではありません。

 

今まであなたが関わった人の多くは家族か高校の友人だったと思います。

アルバイトは初めてあなたが社会の一員として働く場所であり、そこには様々な年代、人種、バックグラウンドの人と関わり合うことになります。

また、社会人としてお客さんと話したり、バイト仲間と話したり、店長と予定の交渉をしたり…いろんな「対話」が生まれます。

 

単なる友人とのおしゃべりだけでなく、色んな人と信頼関係を築く練習の場として、

アルバイトは非常に有効な場です。

(因みに講座でも扱いますよ!)

 

 

ラストに、最近嬉しかった話をひとつ。

 

授業後に自習している生徒がいます。

様子を見に行くと、担当でなくても、たまに質問されます。

そんな時に仲良くなることもあります。

最近はそういう生徒にいじられたりしてちょっと困ってるんですが…(^_^;

 

その生徒の中の、普段受け持ってないある子から、

「先生に授業を受け持ってほしい」と言われたんです!

驚きつつも、ものすごく嬉しかったです(´;ω;`)

自習の時に、対話していたことで「信頼関係」ができていたのだと思います!

 

お客さんから信頼を得らるとすごく嬉しいですよね!

そんなことを楽しみにして、バイトしてくれたらなと思います!

 

実行委員3年 藤田 稜介

”なぜなぜ”してみませんか?~あと研究のお話~

実行委員工学部4年の田中です。

かなりいい笑顔をしている右の青年が僕です。

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日中韓交流事業の活動で仲良くなった中国人の友人と!)

 

今日のテーマは“研究”

 

東北大学といえば、全国的にも研究に力を入れていることで有名ですよね。

僕は現在工学部4年ということで、ただいま絶賛研究漬けの毎日です!!

 

僕が今やっている研究は、 ”脳”に関係する研究です。

 

初めて僕が脳に興味を持ったのは, 高校1年の時。

そのとき激ハマりしたライトノベルの中で、考えるだけで機械を動かしたり、

リアルには何も起こっていないのに、脳に直接刺激を入れると自分が何かしているように感じられたりする技術が登場して…

そんなフィクションの中の技術を実現してみたいなと思ったのが、今に繋がります。

 

それを実現するには、まずは脳の機能や仕組みを知ろうと思ったんです。

でも脳って本当に不思議がいっぱいで、僕たちの思考も、行動も、本能でさえ全て脳が司っていますよね?

人によっては、宇宙よりも不思議が眠っていると言われるくらい。

まだまだわからないことが多い分野なんですよ!!

 

その中でも特に

 「睡眠中の脳の活動が記憶の定着にどう関わっているのか?」

というのを調べています。

 

実験やらデータの解析やらに追われる毎日ですが、

好きな分野の研究ができてほんと楽しいです!笑

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(http://www.holistic-online.com/Remedies/Sleep/sleep_stages-1-4NREM.htm;睡眠中の脳波)

▲こんな感じの波形を毎日眺めています…。

 

さて、1年間研究生活を送ってきた僕ですが、

その中で”Why”の大切さを感じています。

 

最近だと毎日1000回くらいはWhyを考えます……(多少盛りました。)

でもそのくらい頭の中はWhy!!

 

例えばデータ解析の場面。

実験で睡眠中の脳波の計測を行って, それを解析します。

もちろん、理論的にこんな波形が取れてほしい!という理想があります。

その理想的な波形が実験の計測で取れるかどうかを確認する、というのが多々あるのですが、ほとんどの場合うまくいきません(白目)。

でもそれは当たり前で、先生が行う実験ですら、そんな感じです(白目)。

 

ここで大事なのは

「なぜ、理想と違う結果になったのか」

を真摯に考えることです。

 

計測機器に問題があったのか?なぜ計測機器に問題が起きたのか?

どんどん深堀をして行って、根本的な原因を導き出す。

そしてそれを修正してまた実験を行ってみる.。

これの繰り返しです。

 

ここでWhyをうまく使いこなせないと、違う原因にたどり着いてしまったり、

論理が飛躍して, 全く的はずれな原因を導いてしまったり…。

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(http://multiple-sclerosis-research.blogspot.com/2014/12/does-sleep-deprivation-make-your-brain.html; 睡眠中のマウスイメージ)

▲かわいい…!

 

 

研究生活はwhyで溢れかえっています。

Whyを考える習慣、whyを考える力の重要性を痛感しています。

 

皆さんは「5 whys」という言葉を聞いたことがありますか?

5 whysとは、1つのテーマに関して5回whyを考える思考法です。

例えば……

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http://www4.tokai.or.jp/advi-qc/p01.htm; 5 whys)

みたいな感じです。

とりあえず何でも5回なぜなぜしてみる!

これは、先ほどのデータ解析の場面でも使えますし、

普段から意識すれば、自然とwhyが身につきます(^-^)

 

まずは、「なぜ、東北大学に入学するのか」から5 whysを始めてみませんか?

 

実行委員4年 田中健

高校と大学の部活はえらく違った、て話

 

よさこい大好き実行委員理学部3年の東(ひがし)です。

こんな感じですが、趣味はお菓子作りです。

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まず何より……

受験勉強、お疲れ様でした!!!東北大学へようこそ!!

今はゆっくりと頭を休めて、

4月からの生活を想像しながらエネルギーチャージしてください。

 

さて、今回のテーマは「サークル」。

結構気になるテーマではないでしょうか?

入りたい団体が決まっている人もそうでない人も、少々お付き合いください。

 

 

まず

Q.高校の部活と大学の部活・サークルの決定的な違いはなんでしょう!

 

それは……

A. 全てを自分たちで実施すること

 

え?そんなの高校の時から当たり前?

いやいやいやいや、「全て」ですよ「全て」。

たとえば……

 

・サークルの内容、目的、目標の決定・必要な備品の調達・練習場所の確保

・活動場所の管理・運営費用の算出、調達、管理・遠征の交通手段、宿の手配(遠征に行くかどうかも決める)・対戦相手との打ち合わせ(and more...)

 

この仕事量をみると高校までの顧問の先生や保護者の皆さんに感謝せざるをえない…!

今までかなり学校や先生に守られていたんだな~と再確認します。

他にもトラブルなどが起これば大人として責任ある対応が求められます。

 

私も、よさこいのサークルの遠征を企画しました。

日程計画から始まり、宿や移動手段の手配など大変なことも多かったですが、

お世話になる人など各所とのやりとりを念入りに行うなどして、

80人のメンバーと無事に遠征に行って帰ってくることができました。

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(YOSAKOIサークルで埼玉遠征をしたときの一枚) 

 

大学生活では、たくさんのことを学生だけで行わなければならないため、

サークル運営はとても大変ですが

乗り越えたときの達成感はひとしおだったり、

自分のやりたいことを実現できたり、

困難をともに乗り越えることでめっちゃ仲良い友達ができたりします。

 

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(本気でやり切ったときは、みんなもいい顔しているはず!)

 

みなさんも何か一つ、

本気で関わりたいと思える部活やサークルを見つけることをお勧めします!

 

私は4月ごろ、色んなサークルがありすぎて全部入りたくなってしまいました…

アルバイトもやりたいし…

気になるのは、

どれくらい“かけ持ち”できるのかなってことですよね!

 

私は、現在3つの団体を掛け持ちしています!

①みちのくYOSAKOI THE!!駆波゛乱 

 よさこいやってます。

 

青葉城男声合唱

  ストリート合唱やってます。

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(昨年のクリスマスは、仙台のアーケードで合唱ライブをやりました)

 

③川内メディアサロン実行委員会

 創造発見塾作ってます。(実はサークルではなくお仕事なんですよ!)

 

3つは多いと思う人も、

これよりもっと掛け持ちしたい人もいると思いますが、

やりたいこと全部、手を抜きたくないし、楽しみたい!

そう思えば意外とできてしまうものです。

 

しかし、なにも考えないでやっていると、圧倒的に時間が足りません…!

 

そこで、常に意識していたのが8つの技術の一つの

 「セルフマネジメント」 です。

時間がないから無理!と考えるのではなく

自分の現在の状況を一度俯瞰してみます。

例えば、自分を置き換えて他の人にアドバイスするような感覚です。

 

それは自分にしかできないことか

他の人に任せられることはないか

優先順位はなんだ

何日練習日を自分に与えれば本番に満足したパフォーマンスができるか。

睡眠時間は確保できるか

テスト勉強、レポート提出は間に合うか

休み時間に片付けられる仕事はないか

 

すると前の自分は難しい・苦しいと思っていたことでも、

案外ポジティブな余裕が生まれてきたりします。

 

振り返ってみても、かなり忙しい日々でしたが、

どれも大切な思い出ですし、当時の自分の限界も知ることができました。

今はいい経験です。

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(楽しむときは楽しむ!)

 

特に、東北大だと理系の3・4年生と聞いて、

研究室で時間がすべて奪われる未来を想像している人もいるかもしれません。

しかし、入学前にはっきり伝えておきます。

 

大学生活、自分しだいです!

 

実行委員3年生 東 周論