メディアサロンBlog

創造発見塾を運営する川内メディアサロン実行委員会の東北大生が受講生の皆さんにお役立ち情報をお届けします!

なぜ今アカリテなのか?

みなさん、こんにちは!


今回の担当は工学部電気情報物理工学科2年の橘優希(たちばな ゆうき)です。
多くの方は初めまして!

一部の方はお久しぶりですね(笑)

 

さて、入学してはや数週間、新入生のみなさんは新歓という名の洗礼を受けまくっている最中かと思います。

 

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ちなみに私は学友会の吹奏楽部に所属しています(左から4番目)

マリオのつもりがガチ勢の前にかすみました・・・無念。

 


新歓に限らず、90分の長い授業、毎日出会う知らない人たち、予習課題が重い授業、手書きのレポート etc.
目先のことをただこなすだけで精一杯の毎日!!

 

…あれ?何か忘れているような?


入学前にサポートセンターや創造発見塾できいたあの話。
みなさん、覚えていますか?
私たちの大学生活を助けてくれる武器がありました。


…そう、アカデミックリテラシー(通称:アカリテ)です。

 

(なんだそりゃって方はこちら↓)
mediasalon.hatenablog.com

 

 

創造発見塾では対話力、発想力、論理力、表現力4つの力として登場します。

 

どうせ使うのはまだ先でしょ?

って思っているそこのあなた!

そんなことはないんです!!

 

というわけで今回は、なぜ今アカリテを学ぶのか、一緒に考えていきましょう!!

 

 

 

 

 

東北大生が入学して1番最初にぶつかる壁、それは基礎ゼミです。


私は工学部生ですが、選択したのは医学部のてんかんゼミ。
てんかんは脳の病気です。有病率は100人に1人、珍しい病気ではありません。
でも、多様な発作、難しい診断、専門医の不足、社会的な偏見・・・たくさんの問題を抱えています。


そこで与えられた課題は、「学生の視点から、てんかん患者さんのためになる活動、アイデアを提案する」こと。講義や脳波を撮る実習などを経て、最後にはグループでプレゼンテーションを行いました。

 

この中で苦労したことは3つ。


1つ目、イデアを出すこと
「医療の鉄の三角」、みなさんご存知でしょうか?

 

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参照 http://popperandco.com/making-healthcare-smarter

 

質、アクセス、費用。
実現可能なアイデアにはこの三角のバランスを保つことが必要です。
そして独創性。専門性のない学生ならではのアイデアを出さなければなりません。

今振り返ってもなかなか難しい課題です・・・

 

2つ目、グループでのプレゼン

メンバーは、学部もバラバラ、ほぼ初対面、そして女子は私だけ。
でもグループで活動する以上、信頼関係を築かないといけません。
そして、プレゼン!!
人前で話したことはあっても、本格的なプレゼンを、しかも専門家の前でなんて、もちろん初めてでした。

 


そして、3つ目

 

実はこの基礎ゼミ、5月で終わったんです!

 

異なる背景を持つ人と信頼関係を築く
今までにない新しいアイデアを創る
自分の考えをわかりやすく効果的に伝える

 

入学からわずか2か月で、東北大生にはこんな高度なことが求められます!!

 

 


では、1年前の私はどうして乗り越えられたのか?

 

ひとつは、先生の手厚いご指導があったから。
てんかんについてだけではなく、大学生の学びのいろはを丁寧に教えてくださいました。(そして、患者さんのために全力を尽くすカッコいい大人の姿を見せてくださいました…!)

 

もうひとつ、それは4つの力を意識化できていたから!
対話力、発想力、論理力、表現力
今まで全く使わなかったわけではありません。
でも経験則でがむしゃらに頑張っても、大学の高度な課題には通用しなくなってきます。

 

どんな力なのか?
どんな場面で使えるのか?
自分は今何ができて、何が足りないのか?

 

アカリテを学びながら、これらの問いと向き合うこと、

それは今まで無意識に使っていた力を意識化することにつながります。

 

そして意識化によって、力を磨き、課題を解決することができます。


このようにして私は基礎ゼミを乗り越えることができました!
基礎ゼミに限らずとも、他の授業や部活動、アルバイトなど、1年生の最初から4つの力を使う場面はたくさんあるんですよ!


まとめ

対話力、発想力、論理力、表現力
この4つの力は1年生の4月から必要となってきます。
新しいことだらけで全力疾走な日々・・・
でもちょっとだけ立ち止まって、アカリテについて考えてみてくださいね!

 

 

 

(過去記事を見返すと参考になるかも!)

 

 

 

実行委員2年目 橘 優希