メディアサロンBlog

創造発見塾を運営する川内メディアサロン実行委員会の東北大生が受講生の皆さんにお役立ち情報をお届けします!

ボランティアを通して見えてきたこと

皆さん、こんにちは!

 

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今回のブログを担当するのは、工学部化学・バイオ工学科2年の佐々木真由(ささき まゆ)です。
岩手県出身です。飛行機が大好きで、最近初めてヘリコプターに乗りました!飛行機はまだ乗ったことないですが(笑)

 

 

さて、今回は私の"Next Stage"の一つとして、私が所属するボランティアサークルでの活動をご紹介します。

 

私が所属しているのは、「東北大学陸前高田応援サークルぽかぽか」という団体です。サークル名に地名が入っているのでわかる方もいるかもしれませんが、東日本大震災関連のボランティアをしています。

主な活動として、月に1度くらいのペースで実際に岩手県陸前高田市に伺って、仮設住宅などで住民さんと一緒に足湯・手芸カフェをしています。

そのほかにも、現地で活動するボランティア団体の方々と連携をとり、震災前には約7万本の松が植えられ観光地として賑わっていた高田松原の復元活動や、現地の子供たちの居場所作りに協力しています。

 

また夏には、地元の方々にとって一大イベントである「うごく七夕まつり」に参加しています。皆さん、「うごく七夕まつり」はご存知でしょうか?

ご存じない方のために少し説明すると、「うごく七夕まつり」は、毎年8月7日に陸前高田市高田町で行われるお祭りです。各地区ごとに住民の方々が華やかな山車をつくり、それをその地域の人たちで引っ張ってお囃子を奏でながら町を練り歩きます。夜には、山車がライトアップされ、とても綺麗です。ちなみに私たちは、毎年下和野地区のお手伝いをしています。

 

 

将来の復興を糧に


1年間「ぽかぽか」の一員として活動をしながら、私たちが行っているようなボランティア活動の意義を考えてきました。その中で、わかったことがあります。

それは、定期的に通い続けてくれること、それ自体が住民の方々にとって一番うれしいことであるということです。

 

震災から7年が経過し、被災地に来るボランティアも年々減少している中で、それでもなお、自分たちのことを気にかけて来てくれる人がいる、それだけで住民の方々はとても喜んでくださいます。

 

 

しかし、それでも時々、自分たちの活動の意義に疑問が浮かんでくることがあります。そんなときはこの言葉を思い出して活動しています。


「いつかきっと、この活動をやってきてよかったと思えるような日が来る。それはいつになるかわからない、ずっと先の未来かもしれない。でも、今これをやらなかったら、絶対に後悔する。」


このお話をしてくださったのは、現地に本拠地をおいて、私たちと同じように仮設住宅や復興公営住宅でカフェ活動を行っている、ボランティア団体の方です。

私たちが行っているような活動は、その成果が表れるまでに時間がかかるけれど、その街を本当に復興させるためには絶対に必要な活動なのだと教えていただきました。

 

街の復興には、その町の良さをよく知る住民の方が意欲的に活動していくことが必要不可欠です。そのために、住民の方がお互いに交流し、協力して何かをやっていけるような関係を作れる場が必要なのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?


私たちはこれからも悩みながら、住民の方々に喜んでもらえるように楽しんで活動していきます。
この活動を通して体験したこと、学んだことは、私の視野を広げてくれました。
皆さんも様々なことにチャレンジしてみてくださいね!(私たちのサークルでは、一般参加者も募集しているので、ボランティアに興味がある方はぜひ!笑)
それでは、皆さんのご活躍を期待しています!

 

実行委員2年目 佐々木真

色々な視点で

皆さん、こんにちは!

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今回のブログを担当するのは、工学部機械知能・航空工学科2年の樫村祐貴(かしむら ゆうき)です。

 

福島県出身です。テニスやスポーツ観戦が好きですが、2年生になってから勉強に追われる日々を過ごしています…

最近、ようやく進級できる見込みが立ちました!嬉しいです!

 

 

さて、前回のブログでは”Next Stage”として、創造発見塾を運営する私たち「川内メディアサロン実行委員会」をご紹介しましたね。今回のブログでは、講座内で私が担当した、”ディレクター”というお仕事の視点から、創造発見塾を見てみたいと思います。

 

みなさん、ディレクターって何だかわかりますか?

 

Wikipediaによると

 

”制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。ディレクター本来の担当範囲は企画・制作に及ぶものではない。制作物の経済的責任を持つプロデューサーと対をなすポジション。”

 

だそうです。何だかちょっと難しいですね。簡単に言えば、脇役ですかね(笑)

これは誤解を生む表現なので訂正すると、縁の下の力持ちのような存在と言えますね。主役だけでは成り立たないという話はよく聞くとは思います。

 

例えば、現在行われているワールドカップでは、選手、特にピッチ上の11人が主役に見えますね。でも、その11人だけで試合に勝てるかといわれると、そんなことは決してないはずです。リザーブのメンバー(ベンチ入りの交代メンバーのこと)の力が必要になるときも必ずありますし、相手チームのデータを集め、分析するスタッフの力も必要不可欠です。

ディレクターも、表舞台に出ないとしても、非常に重要な役割を担っているポジションなのです。

 

 

創造発見塾においては、なんと表舞台に出てしまっています。

スクリーンの脇でパソコンをいじっている奇妙な集団を覚えている方、いるでしょうか?あの中に私もいました。パソコンとにらめっこしているので、ドライアイになっちゃいましたね(笑)

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そんなことはさておき、長い長い前置きから本題である創造発見塾について語っていきつつ、少し定義から外れているディレクターが何をしているのか、ということも公開していきたいと思います。

 

 

創造発見塾の中のディレクター

 

まずは、皆さんにもディレクター目線になってもらうために、ディレクターが何をしていたのかということを紹介します。

最も重要な役割はタイムマネジメント(時間管理)ですね。

講座全5回のうち、終了時間が1分伸びたのが1回、時間丁度が3回でした。

「〇〇の時間」と分けられていたと思いますが、それぞれ時間が何分と決まっているんです。しかし、それはあくまでも予定なので短くなったり、逆に伸びたりと、毎回違ってきてしまいます。

 

そこを調節するのが私たちの一番大切な役割でした。秒単位でこだわっていましたね。

時間を過ぎると講師に目線で圧力をかけることもあったりなかったり…(笑)

 

他には、ワーク中にBGMを流したり、照明をつけたり消したり、タイマーでワークの残り時間をスライドに表示したりしていました。どれも、一瞬のタイミングが非常に重要になってくるものばかりです。

 

 

また、会場の雰囲気づくりもディレクターの仕事です。

 

「昼食後の照明は、眠い雰囲気をなくすために明るめにしよう」

「今日は、講師ががっつくとダメだな」

などなど…

 

講座5つの日程それぞれで、受講生は違います。そのため、その日その日によって、始まりの雰囲気やウケるポイントが異なってくるのです。

会場全体の雰囲気をつかみ取り、そのときの受講生に満足してもらうために最適な行動は何なのかを常に考えていました。

 

 

 ディレクターから見た創造発見塾

ディレクターの大まかな仕事をざっと紹介していきましたが、そろそろディレクター目線になれそうでしょうか?

なれなかったという人もいるかとは思いますが、大丈夫です。これだけでディレクター目線になれる人は多分私ぐらいなので(笑)

 

会場全体の雰囲気を良い方向にもっていくことが、ディレクターの役割です。そのために何が出来るでしょうか?

 

私は実際にディレクターをしてみて、全体を俯瞰できるということが、ディレクターの強みであり、やるべきことだと感じました。

 

受講生一人一人をよく見て、向き合うことも勿論大切です。講座中も、グループに入っていたスタッフもいましたよね。

ディレクターという立場からは、そのように個別に部分的に対応することは難しいかもしれません。しかし、広い視点で見ることも、より良い講座をつくるうえで、同じくらい大切な役割です。

 

よって、私たちディレクターから見た創造発見塾は次のように言うことが出来ます。

 

「意欲のある活気あふれた学生の積極的な学びの場であり、関わり合いの場である」

 

抽象的な表現となってしまいましたが、全体を俯瞰し、受講生の多くが楽しんで生き生きと課題に取り組んでいる姿を見ることが出来ました。

将来の日本は明るいなと感じる19歳でありました。

 

まとめ

今回は、一風変わった記事ではあったと思いますがいかがだったでしょうか。

少し違った視点から物事を見てみたり、自分とは違う立ち位置の人の話を聞いてみたりすることは、これからの自分の大きなアドバンテージとなると思います。

積極的に聞きにいくと、面白いうえに役に立つのではないでしょうか。

 

 

私も今年の夏にSAPに参加するので、積極的にいろいろな話を聞きに行きたいと考えています。では、そろそろテストが近づいているので、とりあえず進級を目標に頑張っていきましょう!(笑)

 

実行委員2年目 樫村祐貴

“自分らしさ”とNext Stage

みなさん、こんにちは!

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今回のブログを担当するのは、教育学部2年の小山栞奈(おやま かんな)です。

東北のニューヨーク…そう、仙台市出身の生粋の地元民です!

日々アルバイトに勤しみ、サークル活動にも適度に参加し、空きコマには友達とのんびりする、ごくごく普通の大学生活を送っています(笑)

そんな私が今回みなさんにお話しするのは、先週に引き続き”Next Stage”の一つについて…
私の”Next Stage”である川内メディアサロン実行委員会についてお話ししたいと思います。




川内メディアサロン実行委員会って?

 
「川内メディアサロン実行委員会って一体どんな活動をしているの?」
と思う方、きっと大勢いらっしゃいますよね(笑)
簡単に説明したいと思います。

私たちは、みなさんに受けていただいた「創造発見塾」という講座の運営を中心に活動をしています。
この講座は、大学生活に必要な力を、新入生のみなさんが分かりやすく楽しく身につけることができる内容になっています。


今、社会で求められる力とは?
今、大学生で必要な力とは?


そんなことを考えながら、実行委員全員が新入生のスタートダッシュとなるような講座の企画・運営を行っています!

講座の他にも、新入生を対象とした自主ゼミなども運営していますよ。
テーマに合わせてフィールドワークを行ったりプレゼンをしたりと、自分の新しい一面を知ることができる場です!!

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Next Stageのきっかけ

さて、先ほど紹介した川内メディアサロン実行委員会という選択肢も一つの”Next Stage”です。


私は新入生の時に、講座や自主ゼミを受けてこう感じました。

もっと自分を成長させる活動がしたい、と。


何かについて一生懸命考えたり
人前で自分の考えを発表したり
自分の知らない知識をたくさん吸収したり

そんな経験が、自分の成長につながるのではないかと考えました。

…誤解のないように言っておきますが、私は今挙げたことが得意ではありませんし、むしろ、苦手な方だとすら思っていました(笑)


でも

自分を成長させたい
自分が体験したものを次の新入生にも経験してもらいたい

と、実行委員の活動に惹かれました。
とにかく、やってみたいなと思ったんです。


この“やってみたい”と思った気持ちがとても大切だと思います。


理由はどうあれ、“やってみたい”と思ったということは
自分の中の何かがそれに反応しているということですよね。
みなさんも、”やってみたい”と思ったことにぜひ挑戦してみてください!



自分らしさの見つけ方

みなさんの中にはすでにサークルやアルバイトを始めたよ!という人もいると思います。
アルバイト、サークル、興味のある授業、趣味…なんだっていいんです!

自分は何が好きなのか、何が得意なのか、あるいは何が苦手なのか。
自分が選んだ”Next Stage”から見えてくるものがあるかもしれません。

“やってみたい”と思った気持ちを大切にしてください。

その“やってみたい”と思ったこと全てが“自分らしさ”を見つけるきっかけになると思います。


さらに、人との関わりの中での自分に注目してみるのもいいですね。

何をNext Stageとして選んでも、大体はその中で人とのコミュニケーションが生まれます。
人と接する時の自分はどうなのか、など、人との関わりの中でも“自分らしさ”は見えてきますよ。



私個人の話をしましょう。

自分はチームで何かをしたり誰かと話をしたりすることが好きなのかもしれない。
そして、目標に向かって自分の足りない部分を伸ばしていこうとする根気強さもあるのかもしれない。

これも、川内メディアサロン実行委員会での活動を通して感じた、私の“自分らしさ”の一つだと思っています。
”Next Stage”から得た“自分らしさ”です。

“やってみたい”と思った気持ちから得るものは大きいですよ。

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最後に

最近は進路選択や就職において、“自分らしさ”が重視されることが多いと思います。
大学生活は“自分らしさ”を見つけ、磨いていく時期でもあるのではないでしょうか。

自分の好き嫌い、得意不得意、長所短所…全てがみなさんの“自分らしさ”です。
そして、”Next Stage”はみなさんが“自分らしさ”を見つける一つの手がかりになります。


あなたが、“やってみたい”と思うこと

時間のある時にぜひ考えてみてください!

大学生活は長いようで短いです。(私も時の速さを実感しています笑)
みなさんがたくさんの“やってみたい”を見つけることができますように。



実行委員2年目 小山栞奈

仕事で見つけるNext Stage

みなさん、お久しぶりです!

創造発見塾でMCを務めていた理学部数学科4年の髙塚雄太です。

 

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創造発見塾から1ヶ月以上経ちましたね。

 

このブログのテーマもNext Stageと一新されました。

 

 

さて、講座でもお伝えしたNext Stage。

新たな挑戦の場所、自分が一生懸命になれる場所です。

 

みなさんは、何か「打ち込めるもの」を見つけられたでしょうか。

 

サークル?

留学?

インターン

それとも…。

 

 Next Stageの選択肢は、無限大です。

だからこそ、自分と向き合い、探していかなければいけません。

 

今回は、私自身のNext Stage、

アルバイト

について話していこうと思います。

 

 

 

Next Stageとしてのアルバイト

みなさんの中には、

「すでにバイトを始めたよ」という人もいれば、

「まだ考えてすらいないよ」という人もいると思います。

 

ここでみなさんに一つ質問。

みなさんにとっての“アルバイト”とは何でしょう?

 

多くの人は

「お金を稼ぐための労働」

的な感じで捉えているのではないかと思います。

 

私自身も一部同じように考えています。

しかし、それだけとは思っていません。

 

私にとってバイトとは

社会経験を積みながらお金がもらえるものです。

 

お金を稼ぐためだけにやっていると思うと、何か楽しくないじゃないですか。

それが、社会経験にもなってお金も稼げると考えると、よりバイトが有意義に感じてきませんか?

 

当然、お金を稼ぐことは大切なので、そこはありきで、+α社会経験だと考えられたらいいなと思います。

 

また、アルバイトとは当然お金をもらってやっているわけですから、就職して働くのと同様、求められる力があります。(求められるとはいっても、最初から必要なのでなく、バイトの中で手に入れられるものだと思います。)

 

対話を通したコミュニケーション能力はもちろんのこと、バイトによっては、チームで何かをする力(チームマネジメント能力や、ディスカッション力)や人に何かを教える力が必要になるでしょう。

 

これらの力を伸ばせるという点を踏まえると、たくさんの人がやっているアルバイトもNext Stageの一つと言えますよね。

 

 

 

 

私のバイト紹介

では、ここまで偉そうにアルバイトについて語ってきたわけですが、そんな私はどんなことをやっているのか、今からお話します。

 

私は2つアルバイトをしています。

1つはこのブログも運営している、川内メディアサロン実行委員会(創造発見塾を企画・運営している組織)スタッフです。

 

これに関しては、僕以外にもメディアサロンの全スタッフが語れちゃうと思うので、今回は紹介しません!

近いうちに特集するのかな…(笑)

 

 

 

ここで紹介するのは、もう1つのアルバイトである

新生活サポートセンター(サポセン)の学生スタッフについてです。

 

最近までスタッフ募集の説明会などもしていたので、ご存知の方もいるかもしれません。

 

私にとって、サポセンのバイトは大きなNext Stageです。

というのも、

 

サポセンの学生スタッフの仕事内容は、受験に合格された新入生の大学生活の準備をサポートすることです。

 

まだ、これだとざっくりしていてよく分からないと思うので、もう少し補足すると、

 

サポセンに来場された新入生に11対応し、新入生・保護者とのコミュニケーションを通して、

住まい探しから学業の準備まで

その新入生に必要なもの・ことの話をする仕事です。

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(事務作業や電話対応などをするスタッフもいます。)

 

このような仕事なので、コミュニケーションスキルは自然と身につくし、新入生に対して大学生活に関する様々な話をするので、色々な知識もつきます。

 

また、2年目からは新人スタッフの育成にも関わることになるので、人に何かを教えるという視点も手に入ります。

 

将来に役立つスキルが身につく他にも、おすすめするポイントがもう一つ。

サポセンでは毎年200人以上の東北大生が働いています。そのため、学部学科の異なる人とも仲良くなれるので、かなり楽しいです。

 

大学生が主体となっているため、何かに挑戦するにはぴったりの職場です。

 

 

 

 

 最後に

サポセンの紹介はこの辺にしておいて…

みなさんに今回伝えたかったのは、

 

アルバイトを

「お金を稼ぐ手段」と考えるのではなく「社会経験の貴重な場と捉えると、得られるものも変わってくる

ということです。

 

見つけたNext Stageで、何を得るかはみなさん次第。

 

なので!

 

ぜひみなさん、サポセンのスタッフにエントリーしてください!!

 

ではなく(笑)

 

 

ぜひみなさん、自分に合ったNext Stageで、どんどん挑戦してください!

 

応援しています^ ^

 

 

 

実行委員4年目 髙塚雄太

チームの中で動くということ

みなさん、こんにちは!

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 今回のブログを担当します、

経済学部2年の石田夢歩(いしだ ゆめほ)です。

 

 

 

 仙台市出身の自宅生です。

趣味は寝ることと、最近寝てばかりいる上野動物園の赤ちゃんパンダ・シャンシャンの動画を見ること!

パンダが大好きなんです!

動物の赤ちゃんが大好きなんです!

動物が大好きなんです!!

 

将来は、マイクロブタと共にのんびりと生活したいと思っています。

 

……さて、いきなり動物について語られて、お困りの方もいるでしょうが、今回お話ししたいのは勿論、動物のことではありません(笑)

 

私には昔から、動物愛に負けないくらい大好きなものがあります。それは、お洋服です。

明日は何を着ようかな、とクローゼットの前で悩む時間が、毎日の楽しみになっています(同感してくれる人もいるかな?)。

 

そんな私が新たな挑戦として始めたのは、宮城県の大学生が主催している、ファッションショーの運営です。

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勿論、最初の動機は「お洋服が好き」という想いですが、実際にやってみると、ファッション以外のことでも沢山考えるべきことがありました。

 

ブログ全体のテーマとなっている

”Next Stage”に関連して、今回はそのことをお伝えしたいと思います!

 

 

ファッションショーのお仕事

 

まず、ファッションショーでのお仕事にどんなものがあるのか、簡単に説明したいと思います。

 

どれだけの方が携わっているのでしょうか?

モデルさん、モデルの講師の方、衣装を提供して下さるブランドの方、ヘアメイクを担当して下さるヘアサロンの方、場所を提供して下さる方、ダンスや音楽の演奏などで、ショーを盛り上げて下さる演者さん、そして、私たち学生スタッフ…

ざっと挙げただけでも、これだけ多くの人が集まって運営しています。

 

私たち学生スタッフは、それぞれの役職ごとにグループに分かれて活動しています。

SNSの配信やチラシの作成などの広報活動、演者さんを含むステージ全体の構成の考案、モデルさんのマネージャーや衣装の管理など…

モデルさんも一から募集し、ファッションショー本番の4~5か月前から、それぞれの役職で準備を始めていきます。

 

 

全員の目的は?

 

学生スタッフは皆、ショーの運営という、新しいことに“挑戦”しに来た人たちです。それぞれで動機は違うでしょう。「お洋服やファッションショーが好きだから」「何かを一から企画してみたいから」等、いろいろな理由があると思います。

 

でも、スタッフは1つのチームとして、ファッションショーを運営していかなければなりません。そこで、チーム全員に共通する目的を、全員が共有する必要があります。

 

ファッションショーにおける、スタッフの目的は何でしょうか?

ここでは、「観に来てくれた方によりよいファッションショーを提供すること」ですね。

チームが一丸となって活動するためには、その目的に基づいて、各役職でも、個人としても、行動していくことが大切になります。

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 そしてこれは、チームとしての協調性を高めるだけではありません。

 

例えば、当日何かのアクシデントが起こった場合はどうするでしょうか?

勿論、事前にリスクを想定し、その対処法も話し合います。

衣装が汚れてしまったら?時間が大幅に押してしまったら?モデルさんがケガをしてしまったら?

問題が起こった時のために、どのように行動するのかを決めておく必要があります。

 

ですが、実際に当日起こるアクシデントは、大体が想定外のものです。全員が自分の仕事で忙しい中、自分が問題に直面したとき、自分一人で臨機応変に対応しなければなりません。幹部の人の指示を仰いでいる時間はありません(汗)

 

そんなとき、”全員に共通の目的”が必要です。一番に優先すべきことが何なのか、その目的から考えだし、目的を達成するために適切な行動を選択すればよいのです。

 

 

 

モデルさんのために何をする?

 

私の所属しているグループは、主にモデルさんのサポートが仕事です。

そのため、「よりよいファッションショーを提供する」ために私たちがするべきことは、「モデルさんをより魅力的に魅せる」ことです。

ウォーキングのレッスン(講師の方が付きますが)やポージング練習は勿論、体系維持に関することや、精神的な面でも支えていくことが大切になります。

 

 

この、「精神的な面でも支えていく」とは、どういうことでしょうか?

色々な意見があると思いますが、私は「モデルさん個人と向き合って信頼関係を築く」ことだと思っています。

 

例えば、皆さんは褒められて伸びるタイプですか?叱られて伸びるタイプですか?

 

ちなみに私は、褒められると「やった、頑張るぞ!」とやる気を出し、叱られると「悔しい、頑張るぞ!」とやる気を出し、どちらでもいける単純人間なんですが(笑)

人それぞれで、違ってくると思います。

 

それと同じで、モデルさんにも、色々な方がいるんです。

 

褒められて伸びる人・叱られて伸びる人、自分に自信がある人・自信がない人、本番に強い人・弱い人、一人で集中して頑張る人・みんなと協力して頑張る人、レッスンに来れる人・忙しくてなかなか来られない人…

 

色々な人がいて、それぞれの個性があります。”モデルさん”とひとくくりにするのではなく、モデルさん一人ひとりと向き合い、その人のショーに対する不安や悩みに対して、一緒に考えていける関係であることで、モデルさんを最高のコンディションでショーに送り出すことが出来ます。

 

誰かをサポートするということは、普段以上に、相手との対話が大切になってくるのです。

 

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自分だけができることは?

 

これまで、チーム内の仕事の視点から、私なりの考えを伝えてきました。最後は、”チームの中の自分”に焦点を当てて考えたいと思います!

 

皆さんは、部活・サークルなり、バイトなり、何かしらの団体に所属していると思います。その中での皆さんの役割は、何ですか?その中で、誰にも負けない自分の強みは、何ですか?

 

ショーの運営スタッフの中にも、自然と”その人の役割”というものができています。それは、具体的な仕事とは違います。

厳しく叱れる人、士気が上がるように雰囲気をつくれる人、全体を俯瞰できる人…

どれも、チームには必要な役割です。

 

今のチームに必要な役割は何か、自分にできる役割は何かを考え、誰にも負けない強みを見つければ、目的のためにどのように行動しようか、その方法が分かってきます。

 

私は、誰かを叱ることは苦手です。全体を見渡せるほどの寛大さも持っていません(泣) その代わり、モデルさんの不安に気づいて一緒に解決策を考えたり、自信をつけてあげたりしたい、と思いました。

そのために、「誰よりもモデルさんの話を聴く」ことを意識しています。仕事で手一杯になっても欠かさないように!簡単なようですが、実際は難しいんです(汗) 

正直な気持ちを引き出すことが、私が見つけた、私の役割です。

 

 

皆さんの役割は、何ですか?

 

誰よりも先に練習に行く、誰よりも率先して準備をする…まずは小さなことでもいいと思います。自分の役割を見つけましょう。

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

大学生になると、チームで活動する機会は沢山出てくると思います。

ぜひ、チームのために、チームの目的のために、自分には何が出来るのかを考えてみてくださいね!

 

実行委員2年目 石田夢歩

 

 

  

 

研究の難しさと、楽しさ

新入生のみなさん、こんにちは! 理学部4年の藤田稜介です。

 

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もう1か月足らずでいよいよ大学入学ですが、準備は順調に進んでいるでしょうか?

授業や新生活のことでいろいろ考えている最中だと思います。

 

今回のテーマは、ずばり「研究」です。

 

「まだ入学もしていないのに・・・」と思っているかもですが、大学で行われている教育は研究を行うための基礎的な素養を身につけるものだと言えます。

 

また、大学の卒業の際には「卒業研究」を行わなくてはなりません(一部の学部・学科を除く)。

 

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(僕が実際に書いた論文です。全部で50ページくらい書きました…)

 

つまり、ゆくゆくは研究を行うことを前提として、大学での勉強に臨むことが大切です!

 

では、研究とはどのようなものなのでしょうか?

今回は僕が実際に行った卒業研究の例とともにお話していきます。

 

 

研究は何のためにするの?

 

どんな学問分野にも、まだわかっていないことや課題が残されていることがあり、これらを解消することを目指すのが「研究」です。

論文を読んで、自分の研究の背景知識・わからないことを探ります。

純粋にある学問の中での疑問・課題を解決するものもあれば、新しい技術を開発するものなど、研究それぞれの目的は様々です。

 

 

僕の研究では、ざっくり言うと「沖縄県に発生した過去の津波を明らかにする」ことが目的でした。

理学系には多い、純粋に「わかっていないことを明らかにする」研究です。

 

研究に求められる「論理」

 

「なぜこのことがわかっていないのか?」

「この手法で分析を行うとどんな結果が得られるのか?」

「このグラフは何を意味し、ここから何がわかるのか?」

 

背景知識を調べているときや、研究を進めているとき、様々な問いが生まれてきます。

 

この問いを解決する際に、論理的に考える必要があるのは言うまでもないですが、中でも大切なのは「事実と解釈を混同してはいけない」ということです。

 

例えば、下の表のようなデータが得られたとしましょう。

 

A

2%

B

3.5%

C

6%

D

9%

 

このデータからいえる「事実」は何でしょうか?

 

 

「Aは2%で、Bは3.5%、Cは6%、Dは9.5%。4つの中ではAが最も低く、B、C、Dの順に数値が高くなっている。」

これが「事実」です。

 

 

「Aは数値が2%とかなり低く、対してDは9%と高めである。」

こうなってしまうと「解釈」が含まれています。

 

つまり、誰がどう見ても同じであるものが「事実」、人や見方によって変わりうるもの(後者で「かなり低い」「高め」という部分)が「解釈」です。

 

事実と解釈が混同した状態では、結果を正しく扱えずに議論がままならないことがあります。

 

僕は、自分で一生懸命作成したグラフやデータ集から何がわかるのかを考えるあまり、自分で考えたことを「事実」と勘違いしてしまい、どこまでが自分で考えたことなのかわからなくなってしまうこともありました…。

 

まずは事実を整理し、すべて整ったところで解釈するのが混同しないための方法です。

 

また、研究成果として論文を書くこともあります。論文を書く際にも、論理的な文章構成を心掛け、読みやすい文章を作成する必要があります。

 

研究には、論理の力が強く求められるということがわかっていただけたでしょうか?

 

 

 

研究はつらいだけじゃないよ

 

高校までに、学術研究に携わった人は少ないと思います。

「大変そう」「自分にはできるかどうか不安」なんて声も多いです。

 

しかし、研究は自分の興味・関心のある分野に好きなだけ触れることができる唯一の機会といっても過言ではないでしょう。

 

また、確かに論文を書いたり作業量が多かったりで大変なこともありますが、「研究楽しい!」と思える機会もあります。

 

僕は卒論のためのフィールド調査で、沖縄県内の無人島に行きました。

 

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無人島といっても、宿泊するための施設はある「人が住んでいない島」でした)

冒頭の写真も、その時にとったものです(笑)

自然豊かなところで、まるで時が止まっているかのような感覚に襲われました!

 

 

研究は、部屋にこもって文献を読んだり作業をしたりするだけではありません。

外に出て調査を行ったり、ほかの大学の人と合同で行ったりなど、今までにない経験を積めるのもまた研究の魅力です。

 

 

皆さんが研究するときに、「研究は難しいけれど、楽しいこともある」と感じていただければ幸いです!

 

 

 

実行委員4年目 藤田稜介

留学!のその前に。

みなさん、こんにちは!

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今回のメディアサロン ブログを担当します、文学部1年の松谷凌雅(まつや りょうが)です。

 

本題の前に少し学部の話を。

僕の所属している文学部は、そろそろ公表される専修配属が今一番ホットな話題です。25ある専修の中でも文化人類学や宗教学、心理学、社会学、国文学は人気の専修で、ほぼ毎年定員オーバーなので入りたい人は良い成績をとっておかないと後悔します、本当に(汗)

 

 

 

さて、自分に関わる話はこれくらいにして…。

 

今回のテーマは「留学」です。

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興味のある方もかなりいらっしゃると思います。

僕自身、大学のプログラムを利用して約1カ月の海外体験をしてきました。

ですが、成功したとは思っていません(詳しいことは後程)。

僕の反省を皆さんが留学する際に生かしてもらえるように、今回は1つの質問から本題を始めたいと思います。

 

Why do you want to study abroad?
「君はこれから何がしたいの?」
 

何ができるかではありません、何がしたいかです。


そしてこの質問に対して今の皆さんはどのくらい具体的に答えられるでしょうか。学問、社会貢献、就職活動、分野は問いません。この答えが明確であればあるほどこれからの4年間で有意義な経験を積める可能性が高くなります。そして自分の興味関心の先が留学と結びつくならどんどん留学してください。


ですが、特に理由も興味もあるわけではないのに「とりあえず海外に行ってみよう」という意気込みでプログラムに参加しても得られるものは非常に少ないです。

また、学年が上がると就職への不安からか留学を考える人が出てきますが、同じことを考える大学生は山ほどいます。ただ海外に行ってきたという事実は武器にはなりません。


留学に皆さんなりの付加価値をつけられなければ武器として使えない、と思ってください。

 

 

 

 

 

 

 


The programs provided by Tohoku University
それでは、初めに各プログラムを見ていきましょう。

東北大学が提供しているプログラムは複数ありますが、

知名度の高いものとして
①海外研修(スタディアブロードプログラム/SAP)
②海外体験プログラム
③交換留学
の3つが挙げられます。

ではそれぞれのプログラムを簡単に紹介して行きます。

 

①海外研修(スタディアブロードプログラム/SAP)
かなり知名度の高いプログラムです。海外入門者向けプログラムなので高度なことは要求されません。夏と春の2度募集がありますが、申込者数は春SAPの方が多くなる傾向があるので特別な理由がないのであれば1年の夏のうちに行ってしまいましょう。

詳しく知りたい方はこちらをチェックしてください↓

www.insc.tohoku.ac.jp

 

 

②海外体験プログラム
これはファカルティレッドプログラム(FL)が有名です。ですが僕は参加したことがないので手短に。

 

FLにはプログラム担当教員が同行し、プログラムを引率します。プログラムの長さもSAPと比較すると短めです。

詳しい内容はリンクから確認してください。

http://www.insc.tohoku.ac.jp/japanese/application/17524/

 

また、今年から「海外は初めて!」という新入生の皆さん向けに、大学生協でオーストラリアのメルボルンで海外体験ができるプログラムもあるので、もし興味があれば説明会に参加してみてください(詳細は新生活サポートセンターで)。

 

 

③交換留学
読んで字のごとく本格的な留学です。

 

交換留学では大学ごとに条件が設定されています。詳しい条件を知りたい方は東北大学のHPで確認してください。

www.insc.tohoku.ac.jp

 

語学力は一朝一夕で身につくものではないので、交換留学を考えている人は早めに試験対策に取り組みましょう。また、交換留学の申し込みは留学開始の一年前から始まります。加えて経済的な負担を少しでも減らすために奨学金の申請もしなければいけません。この提出書類がかなり面倒です。それぞれの申請開始時期を把握しておかないと気づいたときには選択肢がほとんど残っていない...なんてことも。

 

交換留学は準備から大変なので行きたいなら先輩に話を聞いたり東北大学が開く説明会に積極的に参加したりして情報をたくさん集めることを心がけましょう。

 

TOEFL、IELTSって?
TOEFLは非英語圏出身者を対象としたテストです。

内容については以下のリンクを覗いてみてください

www.insc.tohoku.ac.jp

基本的にはiBTのスコアが公式でITPのスコアは非公式です。難易度はiBT>ITPですが、結論としてはどちらも難しいです。12月に1年生全員がITPを受験(工学部は4月にも受験)しますが大抵の人はリスニングで絶望します。生協でもTOFEL ITP 対策用の教材をお勧めしているので、時間に余裕がある今のうちに対策を進めておきましょう。

基本的に受験は有料ですが7月に無料でITPを受けられる学内試験があるのでそこで練習しておくと良いと思います。


IELTSも志向しているものはTOEFLとほとんど変わりません。TOEFLと比較すると難易度はIELTS の方が若干低いです(まあ難しいことに変わりはないんですけど)。また、IELTSは若干イギリス英語に寄っています。TOEFLの方が利用できる教育機関が多いためイギリスに留学するのでなければTOEFL iBTのスコアを取っていた方が何かと便利でしょう。

 

 

 

 

 

 

About My Experience

ここからは、オーストラリア(シドニー)の夏SAPに参加した僕の体験談を紹介したいと思います。オーストラリアSAPは滞在期間が5週間とプログラムの中でも最長です。派遣先のニューサウスウェルズ大学にある言語学校で英語の勉強をしつつ、現地の学生と協力してイベントを運営したりしました。

 

プログラム全体でかかった費用は補助金を抜くと35万円くらいです。オーストラリアプログラムは出費が嵩むので出費を抑えたいなら東南アジアのプログラムがオススメです。

 

滞在方法はホームステイでしたが家族によって良し悪しが変わるので何とも言えません。ちなみに僕のホームステイファミリーは滞在開始1週目の金曜日に「来週の土曜日までタイで仕事あるから」みたいなことを言ってタイに行ってしまいました(契約上これは禁止行為らしいんですけど^^;)。また滞在3週目くらいにマザーが彼氏と破局してしまい、色々と面倒でした。もちろんこれはレアケースなのでそんなに心配しなくても大丈夫です。


他にも僕はプログラムリーダーを務めていたので、現地の学生との交流の他にも東北大学のプログラムを担当していた言語学校の偉い人とイベントに関してメールで打ち合わせをしたり実際に話し合ったりした他、日本語クラスを担当している先生に頼み込んでイベントのことを授業内で学生に宣伝してもらったりと他の人よりも発展的な体験をできました。興味のある人は、1年生だからと言って遠慮せず積極的にプログラムリーダーを体験してみては?

 

 

 

 

 


What is important for studying abroad is …

お待たせしました、この記事のミソです。

冒頭の問いを覚えているでしょうか。
「君はこれから何がしたいの?」


この質問への答えが重要になってくることは言いましたね。

では、なぜやりたいことを明確にしておくことが重要なのでしょう?


少し離れた場所から話を始めます。

「留学」や「海外」と聞くと「語学力」をまず思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。現地でコミュニケーションできなかったら元も子もないですからね、当然です。

では質問!

語学力が十分なら質の高いコミュニケーションができるのでしょうか?

違いますね。

コミュニケーション能力を細かく見ていくと、

「意欲」

「内容」

「語学力」

の3つに分割できます。

語学力を表面的な力とするなら意欲と内容は内面的な豊かさと言えます。

意欲と内容を充実させるためにはそれ相応の経験値を積み、努力の方向性をはっきり見定める必要があります。

 

そのための基盤になる「自分がやりたいこと」がはっきりしないままだといつまで経っても意欲も内容も充実しません。

受験という大きな目標が消えたからこそ新たな目標を設定する必要があるんです。

 

そして何度でも言いますが目標は具体的でないと意味がありません。

 

「何がしたいのか」という部分を曖昧にしたままだと学習の効率が極端に下がってしまいます。留学に行くまでに語学力と並行して、いや、それ以上に力を入れて磨くべきことは意欲や内容といった自分の内面に関わる部分です。

 

ですがこれを忘れてしまい表面的な語学力に走ってしまう人が多い。

 

中身のないペラッペラの状態で海外に出ていったとして何が得られるのでしょうか。学ぶことが全くないとは言いません。

でも、明らかに勿体無いです。

 

僕自身、「英語圏に行って語学力を伸ばす」みたいな曖昧な目標しか持たずにシドニーに乗り込んでしまいました。紛いなりにも1ヶ月は英語圏にいてプログラムリーダーとして動いていたのでTOEFL ITPの点数はかなり伸びましたが、帰国の際に1ヶ月を有効に使えなかったという後悔の念に駆られました。

 


じゃあどうすれば意欲と内容を涵養できるのか。

そのためにこれからの大学生活でみなさんに意識してほしい問いが3つあります。

それは
“What do you want to do?”
“What do you think?”
“Why?”
の3つです。

 

これらの質問を自分自身に投げかけ続けることで何ができるようになるのかというと「自分を語る」ことができるようになります。

耳触りの良さから一般論を語ってしまいがちですがそれは求められていることではありません。国内海外問わず社会に出て行った時にみなさんが語らなければいけないことは、ある主題に対して自分は何を考えていてどうアプローチしていくのかということです。

信頼は「自分を語る」ことでしか得られません。「自分を語る」ことができるようになったということは意欲も内容も充実してきたということです。これらの質問に対して自分なりの答えを提示できるようになった時、みなさんはより魅力的な人間になっているはずです。

そして、一回出来上がったからといって満足せず何度でも答えを練り直し、自分だけの答えを追求し続けてください。

 

 

 

 

 

 

At the very end of this article

おそらく受験も終わったばっかりで実感がわかないことが多かったと思います。ですがこれは留学に限らず、なぜ大学に進学してまで勉強しているのかということにも関係します。この記事が少しでも皆さんの人生に良い影響を与えられたなら幸いです。


最後に一つ、英語のことわざを紹介します。
“When the student is ready, the teacher will appear.”
大学生活がどうなるか、全てはみなさんの意識にかかっています。

さあ、もうすぐ大学生活が始まります。大学で学ぶ準備はできていますか?

 

 

実行委員1年目 松谷 凌雅