研究の難しさと、楽しさ
新入生のみなさん、こんにちは! 理学部4年の藤田稜介です。
もう1か月足らずでいよいよ大学入学ですが、準備は順調に進んでいるでしょうか?
授業や新生活のことでいろいろ考えている最中だと思います。
今回のテーマは、ずばり「研究」です。
「まだ入学もしていないのに・・・」と思っているかもですが、大学で行われている教育は研究を行うための基礎的な素養を身につけるものだと言えます。
また、大学の卒業の際には「卒業研究」を行わなくてはなりません(一部の学部・学科を除く)。
(僕が実際に書いた論文です。全部で50ページくらい書きました…)
つまり、ゆくゆくは研究を行うことを前提として、大学での勉強に臨むことが大切です!
では、研究とはどのようなものなのでしょうか?
今回は僕が実際に行った卒業研究の例とともにお話していきます。
研究は何のためにするの?
どんな学問分野にも、まだわかっていないことや課題が残されていることがあり、これらを解消することを目指すのが「研究」です。
論文を読んで、自分の研究の背景知識・わからないことを探ります。
純粋にある学問の中での疑問・課題を解決するものもあれば、新しい技術を開発するものなど、研究それぞれの目的は様々です。
僕の研究では、ざっくり言うと「沖縄県に発生した過去の津波を明らかにする」ことが目的でした。
理学系には多い、純粋に「わかっていないことを明らかにする」研究です。
研究に求められる「論理」
「なぜこのことがわかっていないのか?」
「この手法で分析を行うとどんな結果が得られるのか?」
「このグラフは何を意味し、ここから何がわかるのか?」
背景知識を調べているときや、研究を進めているとき、様々な問いが生まれてきます。
この問いを解決する際に、論理的に考える必要があるのは言うまでもないですが、中でも大切なのは「事実と解釈を混同してはいけない」ということです。
例えば、下の表のようなデータが得られたとしましょう。
A |
2% |
B |
3.5% |
C |
6% |
D |
9% |
このデータからいえる「事実」は何でしょうか?
「Aは2%で、Bは3.5%、Cは6%、Dは9.5%。4つの中ではAが最も低く、B、C、Dの順に数値が高くなっている。」
これが「事実」です。
「Aは数値が2%とかなり低く、対してDは9%と高めである。」
こうなってしまうと「解釈」が含まれています。
つまり、誰がどう見ても同じであるものが「事実」、人や見方によって変わりうるもの(後者で「かなり低い」「高め」という部分)が「解釈」です。
事実と解釈が混同した状態では、結果を正しく扱えずに議論がままならないことがあります。
僕は、自分で一生懸命作成したグラフやデータ集から何がわかるのかを考えるあまり、自分で考えたことを「事実」と勘違いしてしまい、どこまでが自分で考えたことなのかわからなくなってしまうこともありました…。
まずは事実を整理し、すべて整ったところで解釈するのが混同しないための方法です。
また、研究成果として論文を書くこともあります。論文を書く際にも、論理的な文章構成を心掛け、読みやすい文章を作成する必要があります。
研究には、論理の力が強く求められるということがわかっていただけたでしょうか?
研究はつらいだけじゃないよ
高校までに、学術研究に携わった人は少ないと思います。
「大変そう」「自分にはできるかどうか不安」なんて声も多いです。
しかし、研究は自分の興味・関心のある分野に好きなだけ触れることができる唯一の機会といっても過言ではないでしょう。
また、確かに論文を書いたり作業量が多かったりで大変なこともありますが、「研究楽しい!」と思える機会もあります。
僕は卒論のためのフィールド調査で、沖縄県内の無人島に行きました。
(無人島といっても、宿泊するための施設はある「人が住んでいない島」でした)
冒頭の写真も、その時にとったものです(笑)
自然豊かなところで、まるで時が止まっているかのような感覚に襲われました!
研究は、部屋にこもって文献を読んだり作業をしたりするだけではありません。
外に出て調査を行ったり、ほかの大学の人と合同で行ったりなど、今までにない経験を積めるのもまた研究の魅力です。
皆さんが研究するときに、「研究は難しいけれど、楽しいこともある」と感じていただければ幸いです!
実行委員4年目 藤田稜介
留学!のその前に。
みなさん、こんにちは!
今回のメディアサロン ブログを担当します、文学部1年の松谷凌雅(まつや りょうが)です。
本題の前に少し学部の話を。
僕の所属している文学部は、そろそろ公表される専修配属が今一番ホットな話題です。25ある専修の中でも文化人類学や宗教学、心理学、社会学、国文学は人気の専修で、ほぼ毎年定員オーバーなので入りたい人は良い成績をとっておかないと後悔します、本当に(汗)
さて、自分に関わる話はこれくらいにして…。
今回のテーマは「留学」です。
興味のある方もかなりいらっしゃると思います。
僕自身、大学のプログラムを利用して約1カ月の海外体験をしてきました。
ですが、成功したとは思っていません(詳しいことは後程)。
僕の反省を皆さんが留学する際に生かしてもらえるように、今回は1つの質問から本題を始めたいと思います。
Why do you want to study abroad?
「君はこれから何がしたいの?」
何ができるかではありません、何がしたいかです。
そしてこの質問に対して今の皆さんはどのくらい具体的に答えられるでしょうか。学問、社会貢献、就職活動、分野は問いません。この答えが明確であればあるほどこれからの4年間で有意義な経験を積める可能性が高くなります。そして自分の興味関心の先が留学と結びつくならどんどん留学してください。
ですが、特に理由も興味もあるわけではないのに「とりあえず海外に行ってみよう」という意気込みでプログラムに参加しても得られるものは非常に少ないです。
また、学年が上がると就職への不安からか留学を考える人が出てきますが、同じことを考える大学生は山ほどいます。ただ海外に行ってきたという事実は武器にはなりません。
留学に皆さんなりの付加価値をつけられなければ武器として使えない、と思ってください。
The programs provided by Tohoku University
それでは、初めに各プログラムを見ていきましょう。
東北大学が提供しているプログラムは複数ありますが、
知名度の高いものとして
①海外研修(スタディアブロードプログラム/SAP)
②海外体験プログラム
③交換留学
の3つが挙げられます。
ではそれぞれのプログラムを簡単に紹介して行きます。
①海外研修(スタディアブロードプログラム/SAP)
かなり知名度の高いプログラムです。海外入門者向けプログラムなので高度なことは要求されません。夏と春の2度募集がありますが、申込者数は春SAPの方が多くなる傾向があるので特別な理由がないのであれば1年の夏のうちに行ってしまいましょう。
詳しく知りたい方はこちらをチェックしてください↓
②海外体験プログラム
これはファカルティレッドプログラム(FL)が有名です。ですが僕は参加したことがないので手短に。
FLにはプログラム担当教員が同行し、プログラムを引率します。プログラムの長さもSAPと比較すると短めです。
詳しい内容はリンクから確認してください。
http://www.insc.tohoku.ac.jp/japanese/application/17524/
また、今年から「海外は初めて!」という新入生の皆さん向けに、大学生協でオーストラリアのメルボルンで海外体験ができるプログラムもあるので、もし興味があれば説明会に参加してみてください(詳細は新生活サポートセンターで)。
③交換留学
読んで字のごとく本格的な留学です。
交換留学では大学ごとに条件が設定されています。詳しい条件を知りたい方は東北大学のHPで確認してください。
語学力は一朝一夕で身につくものではないので、交換留学を考えている人は早めに試験対策に取り組みましょう。また、交換留学の申し込みは留学開始の一年前から始まります。加えて経済的な負担を少しでも減らすために奨学金の申請もしなければいけません。この提出書類がかなり面倒です。それぞれの申請開始時期を把握しておかないと気づいたときには選択肢がほとんど残っていない...なんてことも。
交換留学は準備から大変なので行きたいなら先輩に話を聞いたり東北大学が開く説明会に積極的に参加したりして情報をたくさん集めることを心がけましょう。
※TOEFL、IELTSって?
TOEFLは非英語圏出身者を対象としたテストです。
内容については以下のリンクを覗いてみてください
基本的にはiBTのスコアが公式でITPのスコアは非公式です。難易度はiBT>ITPですが、結論としてはどちらも難しいです。12月に1年生全員がITPを受験(工学部は4月にも受験)しますが大抵の人はリスニングで絶望します。生協でもTOFEL ITP 対策用の教材をお勧めしているので、時間に余裕がある今のうちに対策を進めておきましょう。
基本的に受験は有料ですが7月に無料でITPを受けられる学内試験があるのでそこで練習しておくと良いと思います。
IELTSも志向しているものはTOEFLとほとんど変わりません。TOEFLと比較すると難易度はIELTS の方が若干低いです(まあ難しいことに変わりはないんですけど)。また、IELTSは若干イギリス英語に寄っています。TOEFLの方が利用できる教育機関が多いためイギリスに留学するのでなければTOEFL iBTのスコアを取っていた方が何かと便利でしょう。
About My Experience
ここからは、オーストラリア(シドニー)の夏SAPに参加した僕の体験談を紹介したいと思います。オーストラリアSAPは滞在期間が5週間とプログラムの中でも最長です。派遣先のニューサウスウェルズ大学にある言語学校で英語の勉強をしつつ、現地の学生と協力してイベントを運営したりしました。
プログラム全体でかかった費用は補助金を抜くと35万円くらいです。オーストラリアプログラムは出費が嵩むので出費を抑えたいなら東南アジアのプログラムがオススメです。
滞在方法はホームステイでしたが家族によって良し悪しが変わるので何とも言えません。ちなみに僕のホームステイファミリーは滞在開始1週目の金曜日に「来週の土曜日までタイで仕事あるから」みたいなことを言ってタイに行ってしまいました(契約上これは禁止行為らしいんですけど^^;)。また滞在3週目くらいにマザーが彼氏と破局してしまい、色々と面倒でした。もちろんこれはレアケースなのでそんなに心配しなくても大丈夫です。
他にも僕はプログラムリーダーを務めていたので、現地の学生との交流の他にも東北大学のプログラムを担当していた言語学校の偉い人とイベントに関してメールで打ち合わせをしたり実際に話し合ったりした他、日本語クラスを担当している先生に頼み込んでイベントのことを授業内で学生に宣伝してもらったりと他の人よりも発展的な体験をできました。興味のある人は、1年生だからと言って遠慮せず積極的にプログラムリーダーを体験してみては?
What is important for studying abroad is …
お待たせしました、この記事のミソです。
冒頭の問いを覚えているでしょうか。
「君はこれから何がしたいの?」
この質問への答えが重要になってくることは言いましたね。
では、なぜやりたいことを明確にしておくことが重要なのでしょう?
少し離れた場所から話を始めます。
「留学」や「海外」と聞くと「語学力」をまず思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。現地でコミュニケーションできなかったら元も子もないですからね、当然です。
では質問!
語学力が十分なら質の高いコミュニケーションができるのでしょうか?
違いますね。
コミュニケーション能力を細かく見ていくと、
「意欲」
「内容」
「語学力」
の3つに分割できます。
語学力を表面的な力とするなら意欲と内容は内面的な豊かさと言えます。
意欲と内容を充実させるためにはそれ相応の経験値を積み、努力の方向性をはっきり見定める必要があります。
そのための基盤になる「自分がやりたいこと」がはっきりしないままだといつまで経っても意欲も内容も充実しません。
受験という大きな目標が消えたからこそ新たな目標を設定する必要があるんです。
そして何度でも言いますが目標は具体的でないと意味がありません。
「何がしたいのか」という部分を曖昧にしたままだと学習の効率が極端に下がってしまいます。留学に行くまでに語学力と並行して、いや、それ以上に力を入れて磨くべきことは意欲や内容といった自分の内面に関わる部分です。
ですがこれを忘れてしまい表面的な語学力に走ってしまう人が多い。
中身のないペラッペラの状態で海外に出ていったとして何が得られるのでしょうか。学ぶことが全くないとは言いません。
でも、明らかに勿体無いです。
僕自身、「英語圏に行って語学力を伸ばす」みたいな曖昧な目標しか持たずにシドニーに乗り込んでしまいました。紛いなりにも1ヶ月は英語圏にいてプログラムリーダーとして動いていたのでTOEFL ITPの点数はかなり伸びましたが、帰国の際に1ヶ月を有効に使えなかったという後悔の念に駆られました。
じゃあどうすれば意欲と内容を涵養できるのか。
そのためにこれからの大学生活でみなさんに意識してほしい問いが3つあります。
それは
“What do you want to do?”
“What do you think?”
“Why?”
の3つです。
これらの質問を自分自身に投げかけ続けることで何ができるようになるのかというと「自分を語る」ことができるようになります。
耳触りの良さから一般論を語ってしまいがちですがそれは求められていることではありません。国内海外問わず社会に出て行った時にみなさんが語らなければいけないことは、ある主題に対して自分は何を考えていてどうアプローチしていくのかということです。
信頼は「自分を語る」ことでしか得られません。「自分を語る」ことができるようになったということは意欲も内容も充実してきたということです。これらの質問に対して自分なりの答えを提示できるようになった時、みなさんはより魅力的な人間になっているはずです。
そして、一回出来上がったからといって満足せず何度でも答えを練り直し、自分だけの答えを追求し続けてください。
At the very end of this article
おそらく受験も終わったばっかりで実感がわかないことが多かったと思います。ですがこれは留学に限らず、なぜ大学に進学してまで勉強しているのかということにも関係します。この記事が少しでも皆さんの人生に良い影響を与えられたなら幸いです。
最後に一つ、英語のことわざを紹介します。
“When the student is ready, the teacher will appear.”
大学生活がどうなるか、全てはみなさんの意識にかかっています。
さあ、もうすぐ大学生活が始まります。大学で学ぶ準備はできていますか?
実行委員1年目 松谷 凌雅
インターン体験記
こんにちは。
理学部数学科3年の髙塚雄太(たかつか ゆうた)です。
日本の中心静岡(自称)出身です!
趣味はYouTubeで永遠と乃木坂46の動画を見ることです。
さて、今回のテーマは
「インターン」。
(個人的には、乃木坂についてのほうが書けるんですけどね笑)
みなさん、インターンってご存知ですか?
「インターンって何だ」っていうそこの君のために、
説明しよう!!
【インターンとは】「インターンシップ」の略称。実務能力の育成や職業選択の準備のために、学生が一定期間、企業等で仕事を体験する制度。
(編集注:太字部分は岩波書店『広辞苑 第六版』【インターンシップ】の項より引用)
…上の説明でもよく分からないと思いますが、簡単にいうと職業体験みたいなものだと考えてもらえれば良いかと。
多くの人は就活の一環で、本格的な就活が始まる学部3年や、大学院1年の夏と春に参加します。
ただし、就活のためではなく、様々な体験をするための1つの機会としてインターンに参加することも勿論あります!
大学生活では新しいことに挑戦できる、という話はこのブログでも繰り返しされてきました。今回はその「新しいこと」の1つとして、インターンを紹介するので、これから先どんなことをしていくのかイメージする意味で、良ければここから先の体験談も読み進めてみてくださいね。
僕のインターン
僕は3年の夏休みにインターンに参加しました。
とは言っても、大学院に進学する予定なので就活としてというわけではありません。僕が目指している職業が実際どんな感じなのかを体験することが目的でした。
僕が目指しているのは、アクチュアリー(保険計理士のことです、興味ある方は調べてみてください)という職業です。
今回は、実際にその仕事の様子を見ることが出来る生命保険会社のインターンに参加しました。
インターンにはさまざまなタイプがあるんですが、僕が参加したインターンは
ある課題にグループで取り組む→成果をプレゼンで発表する
というよくあるタイプの3daysのインターンでした。
僕が取り組んだ課題は
「新商品(生命保険)の開発」
「新たな保険会社を作り、最適な商品ポートフォーリオを考えてみる」
という2つの課題です。
…まあ、課題はかなり難しい内容で、説明も長くなりそうなので、この体験を通して感じたこと・学んだことだけ述べていきたいと思います。
はじまりはゼロから
まず、インターン初日は当然周りに知り合いが一人もいない環境でした。
他大学の3年生や院1年生、そして、お世話になる会社の社員さん。
ゼロから人間関係を築いていかなければなりません。
これを読んでいる方の中にも、初対面は緊張する…って方もいるんじゃないでしょうか?
しかし。
インターンの場合は特に、同じ場に集う方々と密にコミュニケーションを取らないと、得られるものが少ないまま終わってしまうことになりかねません。
何気ない会話一つからでも、相手のことをよく知ろうとする努力は必要不可欠だといえるでしょう。
大学生活でよく耳にしていた、コミュニケーション能力の大切さを
いきなり思い知った瞬間でした。
「伝え方」も成果のうち
次に、グループ課題に関してなんですが…正直できる成果って当然学生なので、大したことないんですよ(苦笑)
では、違いはどこで生まれるのでしょう?
僕の場合は、最後のプレゼン発表の場でした。
どれだけ考えたアイデアであっても、それを伝えられる機会はそう何度も与えられるものではありません。
だからこそ、内容だけでなく伝え方にもしっかりとした準備が必要になってきます。
今回は、難しい課題を与えられたことで、伝え方まで考え抜く大切さに改めて気づくことが出来ました。
以上が、僕の体験談です。
率直な思いを書いてきましたが、百聞は一見に如かず。
実際に見て体験してみないと分からないこともあると思うので、ちょっとでも関心を持った人は積極的に参加することをおすすめします!
おわりに
今回は、新たなチャレンジの一例としてインターンを取り上げました。
インターンに限らず、大学生活では様々なことを体験する機会がたくさんあります。
時間に余裕の出来る大学生。せっかくのチャンスを生かさないのはとてももったいないことだと思いませんか?
ぜひ、みなさんも少し勇気を出していろいろなことにチャレンジしてみてください!
一歩踏み出せば、見える世界は大きく変わってきますよ。
では、僕はこの辺で!!
実行委員3年目 髙塚雄太
やる気を出す方法
こんにちは!
今回のメディアサロンブログは、工学部二年の荻原隆太朗(おぎはら りゅうたろう)が担当します。
出身は神奈川県です。
甘いものが好きです。最近学校が春休みになったので、甘いものを食べに喫茶店によく行きます。
大学生の春休みは長いですね… 2か月もあります。
でも、ずっとゆっくりして、だらだら過ごしていても、ちょっともったいない気もします。時間のある大学生のうちに、社会人になったらできないことをたくさんしてみたいものです!!
…でも、何かするとき、気が乗らないときってありますよね…。
例えば、受験前。皆さん受験に向けて頑張っていたと思いますが、時には、勉強をしたくないときがあったかもしれません。嫌いな教科があったかもしれません。
興味がないのにやらなきゃいけないことをするのは苦痛です…そんなときにどうしたらよいのでしょう?
今日は嫌なことでもこなせるよう、行動力をつける方法をちょっと考えてみました!!
行動力って、高校までで勉強していた英語や数学などとはちょっと違う力ですが、大学でも絶対必要になって来る力になると思うので、一緒に考えていきましょう!
まずは、真面目な方法からです。
目標を明確にして、興味をやる気の材料にする
まず、何をするにも、目標を決めましょう!
あなたは何のために大学に入りますか? 卒業するときにどんな人になっていたいですか? まずは、そこから考えられるとよいかもしれません。
目標がぼんやり見えたら、それに対してやる気がないと行動しにくいですね。
目標がしっかりあれば、嫌な教科もやらないといけないと分かってきますが…どうにもやる気が出にくいものです。
僕も、苦手な教科の講義を受けたり、レポートを書いたりすることは、やらないといけないと思いつつ、後回しにしてしまいそうになります…(笑)
皆さんは、嫌な教科があったとき、どうやってやる気を出していましたか?
受験に受かったら、ほしいものを買うとか? 受かったら、友達と旅行に行くとか? それをやる気の材料にするのでしょうか…
確かに、やる気を出すにはいいことかもしれませんね!
でも、どっちも終わってしまえば、それまでといえばそれまでです。それよりは、自分の興味をやる気の材料にした方が、長続きしそうですね。
行きたい学科には興味が多少なりともあると思うので、例えば、歴史が苦手なら、自分の行きたい学科と歴史はどう関係するのかな…? と考えて、自分なりに答えが見つかれば、ただただ年号を覚えたりするよりやる気は出そうです。
僕は、工学部で建築が専門分野なので、一般教養と呼ばれる専門とは違う分野の講義を受けるときは、建築学と関連付けて考えるようにしていました。
しかし、これに関しては答えのないものなので、あなたなりの考えを見つけてください。答えのない問いに挑戦する。割と難しいことですが、大学ではそのようなことばかりです。答えは発見塾で見つかりますが、まずはその前段階として、自分で考えてみてください。
今の方法の一方で、疲れたときは思い切って頭を休めよう!ってことで、考えない、忘れることも時には大事です。
考えない、忘れる
嫌な教科に取り掛かる、行動する前に、いろいろ考えちゃうことも、やる気をどんどんそいでいる理由かもしれません。
この教科をやったらほかの教科の時間が取れないかも…とか。これを勉強しても受験の時まで覚えていられるかな…とか。
そんなことを考え始めたら行動しにくくなってしまいます。なるべくぐちゃぐちゃ考えずに行動できる方法はないでしょうか…?
確かに一生懸命頭を使うことは大切です。しかし、考えすぎて行動できないのも問題ですし、頭はそういうことではなく、勉強に使いたいものです。
そんな時は「考えない」ことも非常に大事になってきます。
でも、ここでの「考えない」とは、必要ないことは「考えない」ということです。自然に不安になることはありますが、不安になったら、その不安が受験でどう役立つか一度考えてもいいかもしれません。役立たないなら、漠然とした不安を抱えているのはもったいないですよ。
そして、実はこの「考えない、忘れる」考え方は、先ほどの目標を立てる考え方にもつながります。
まずは、どのくらいの点数を取りたいのか目標を立てます。解きにくそうな受験問題にあたったとき、「この問題を解く必要があるのかどうか」を考えて、別に解かなくても目標点数を超えるようなら、解かずに「考えない、忘れる」ことも、時には重要となるかもしれません。
おわりに
いままで、やる気の出ないときにどう行動するのか、考えてきました。まだまだほかにも方法はあると思います。ただ、どんな方法でも、嫌なことに対してもやる気を出して克服できると、いいことが待っているということは事実です。
とりあえず言えることは、大学生は楽しいです。
実行委員2年目 荻原隆太朗
「でぃすかっしょん」ってなぁに?
はじめまして、こんにちは!
農学部一年の大内玲奈です。
地元の宮城県仙台市出身のプロ野球ファンでありながら、一番好きな球団は楽天でなく巨人で(楽天も好きですよ、もちろん!)、しかも大学では学友会サッカー部でマネージャーをしています。
さて、今回のテーマは…
ディスカッションです!
先日公開された渡邊さんのブログ(http://mediasalon.hatenablog.com/entry/2018/1/26)でも、ディスカッションが大事だという話が出ていました(まだという方は要チェックです!)。
「あれ?もう一回やるの?」
なんて思っている人もいそうですね(汗)
ですが!
こうしてブログのテーマとして改めて「ディスカッション」について取り上げているのは、大学生活でディスカッションが必要な場面がたくさんあるからなんです!
ここでちょっと原点回帰しておきましょう。
ディスカッションとは、
「全員が納得できる結論を導き出すプロセス」
です。
それではここからは、私自身の経験からディスカッションが役立った例をご紹介したいと思います!
こんなとこでも、ディスカッション
①基礎ゼミ
前回のテーマ「プレゼンテーション」でも触れられていましたね。
私は「微生物と私たちの暮らし」という基礎ゼミを受けていました。
微生物が生活に役立っている例を調べて発表するというものです。
所属学部も興味のあることも違うグループメンバーと一つのテーマを定めるのは難しいかなと感じていましたが、ここでディスカッションの力が役立ちました。
自分の主張をただ押し通すのではなく、ほかの意見から新たな視点を得たうえで全員が納得できる結論に至ったことで、その後の発表もスムーズに進めることができました。
②旅行
もう一つご紹介するのは、長期休み(大学生は約2か月あります!)に行った旅行のお話です。
昨年の夏、試験もひと段落したところで、学部の友人6人と関西旅行に出かけました。
初めは、それぞれ行きたい場所を出し合ったのですが、当然限られた時間の中ではすべての場所を見るなんて不可能です。
そこで、地図上の距離や移動にかかるお金、みんなが楽しめそうかなどを基準にして何か所か目的地を選びました。
結果、みんなと楽しい思い出をたくさん作れて大満足でした!
さらに、学年が上がると、研究室やゼミに配属されるのですが(学部学科によって配属時期は異なります)、ここでもディスカッションは大活躍です!
ある4年生の先輩のお話では、毎日のようにメンバーとディスカッションをするそうですよ。
おわりに
ディスカッションの基本的な考えから、大学生活のリアルシーンまで、体験談を踏まえてお伝えしてきました。
大学では、いろいろな人に出会い、協力して新しいものを創造していける機会が数多くあります。
ですが、どんなに素晴らしい考えに基づいていても、一つの案を主張し続けていたり、価値観が違うまま話し合い続けていては、解決になりません。
何を重視するのか、どんな価値観で判断していくべきなのかなどを、メンバー内でしっかりと共有していくことで、より価値ある結論が得られると思います。
これからの大学生活の中で、ディスカッションの機会があればぜひ積極的に挑戦してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
このブログが少しでもお役に立てば嬉しいです。
皆さんが充実した大学生活を送れますように…!
実行委員1年目 大内玲奈
「プレゼンって実際どうなの?」と思っているあなたへ。
みなさん、こんにちは!
工学部機械知能航空工学科1年の木舩一輝(きぶねかずき)です。
山口県出身なので、ここ最近は予想以上の仙台の寒さに震えています…。
凍った道路に自分の体幹の無さを痛感する毎日です(苦笑)
関西方面から東北大学に来る方は、予想以上に雪が多いので気をつけてくださいね。
さて、今回は
プレゼン(プレゼンテーション)形式の授業
について書いていこうと思います。
大学生になるとプレゼンする機会が増えてくる、という話は聞いたことがあるかもしれません。
プレゼンの内容は実に様々です。
授業内容に関してだったり、自分で研究した成果だったりします。
グループでのプレゼンでは、自分たちで考えた企画やプロジェクトを発表することもあります。
ここからは、そんなプレゼンテーション形式の授業について、僕の体験談を交えて紹介していきたいと思います。
僕のプレゼン体験記
①基礎ゼミ
僕が最初にプレゼンをした授業は、基礎ゼミでした。
この授業は1セメスター(大学一年生の前期にあたります)で、ほとんどの人が受講するものです。
自分の学部や学科を問わずに好きなテーマを勉強できることが大きな特徴となっています。僕は工学部ですが、天文学についての授業を選択しました。
授業は、
①自分たちで研究テーマを考える
②仮説を立てる
③実際に理学部の望遠鏡で観測する
④結果をもとに考察する
という流れで進められました。
ちなみに、観測で使用した望遠鏡がこちら。
大学の望遠鏡を使える機会はなかなかないので貴重な経験でしたよ~
そして、授業の最後に行われたのが、プレゼンによる成果発表会です。
実は、パワーポイントを使ってスライドを作るのは初めてだったので、分からないことは教授や先輩に教えてもらいながら何とか完成させました。
仮説を立てたり、プレゼンに必要な準備をチームで行ったりと大変なことは多々ありましたが、メンバーと協力して議論しながら研究を進めるのは良い刺激となりました。
②仙台の国際化プロジェクト
もう一つ、割と最近のプレゼン体験談をご紹介します。
2セメスター(1年生後期)では、仙台の国際化プロジェクトという授業でプレゼンを行いました。
この授業はグループで「どうすれば藤崎デパートを国際化できるか?」というテーマについて考え、実際に藤崎デパートの職員の方に自分たちの考えた内容を伝えるというものでした(藤崎デパートとは、仙台にある大手百貨店です)。
この授業で特徴的だったのは、留学生とグループを作り活動することでした。
話し合いやプレゼンで使うスライドは英語で作成しなければなりません。
英語でのコミュニケーションに苦労する一方で、留学生との話し合いでは自分が思いつかないような新しい意見が次々出てくるので大きなやりがいが感じられました。
プレゼンを経験した今、伝えたいこと。
ここまでは、授業を受講した感想を中心にお届けしてきました。
読み進めてくださった皆さんならすでにお気づきかと思いますが、一口に「プレゼン」といっても、
「誰に向けたものか」
「何を伝えたいのか」
が一回ごとに大きく異なっています。
ですが、どんなプレゼンのときも覚えていてほしいことを最後に書きたいと思います。
プレゼンの授業で求められるのは、
自分で考えて適切に伝える力です。
例えば、はじめのグループプレゼンでは、チームでのリハーサルが非常に重要でした。
話し手が交代するタイミングを不自然に見えないよう工夫したり、話す内容に矛盾が無いようしたりと、確認すべきことは意外にたくさんあるものです。
留学生に聞いてもらうプレゼンテーションならば、内容に加えて話す際のジェスチャーにもいつも以上に注意が必要ですね。僕の発表では、言葉の他に写真をスライドに多く使うことで、より内容を伝わりやすくすることが出来ました。
プレゼンテーションは、大勢の人に自分の主張を聞いてもらえる絶好の機会です。
自分がどんな場を作り上げたいかを考えれば、
伝え方の工夫は無限大といえるでしょう。
勿論、自分で考えていく上で壁に直面することもありますが、大変な分、上手くいった時の達成感は格別です。
みなさんも是非、積極的にプレゼン形式の授業をとってみてくださいね!
実行委員1年目 木舩一輝
大学生の学びについて、ちょっとまじめな話。
みなさん、こんにちは!
法学部2年の檀浦知樹(だんのうらともき)と申します。
本日はちょっとまじめな話をしようかと思います。
高校生と大学生とで大きく異なること。
それは、高校では教室に入るのに内履きに履き替える必要があるのに
大学ではそれがないということです!!
「えっ、そんなこと」と思われるかもしれませんが…。
これがどういうことなのかは最後にとっておいて
さっそく本題に入りましょう!
高校までの学びと大学までの学びの違い
「アカデミックリテラシー」という言葉があります。
私は大学に入学したとき初めて知りました。これは大学生活で必要なインプット・アウトプットの技術のような意味です。
高校までは大学受験という大きな目標があってそれに向けて勉強を進めた人がほとんどだと思います。授業で先生の話していることをノートに書き取ってそれを覚えるというインプット中心の勉強がメインでした。
一方で、大学からの学習ではレポートやプレゼン、ディスカッションといったさまざまな学習形態が存在し、アウトプット中心の学習に変わります。
おそらく学びのスタイルの変化に、多くの人は驚きと戸惑いを覚えるのではないでしょうか。
インプット中心からアウトプット中心へ。
これが高校までの学習と、大学までの大きな違いです。
社会で求められている力
経団連が調査した結果によると、企業が先行するに当たって特に重視した点の上位5項目は、
コミュニケーション能力
主体性
協調性
チャレンジ精神
誠実性
でした。
また、経済産業省は、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」とし て、「社会人基礎力」を示しています。
私も高校時代これを目にしたことがあります。
大学入学したばっかりなのに卒業した後のことなんてと思われるかもしれません。少なくとも入学した当時の自分ならそう思っていたと思います。
これらの力はどのように身につけられるのでしょうか。
さきほど大学での学習はアウトプット中心に変わると書きました。
それに加えて大学生になると高校生では考えられないくらい行動範囲が広がります。できるようになることが増えます。
それらの機会をなんとなく過ごしてしてしまうのはもったいないと思いませんか。なんとなく過ごしていると卒業までの時間あっという間に過ぎてしまうものです。
大学での学習だけでなく、それ以外の活動も自分の成長の機会と捉えてアウトプットの経験を積んでいくと、実りの多い大学生活を送れるでしょう。将来にも役立ちますよ!
大学での学び -私の場合-
夏に大学のプログラムを利用してマレーシアに3週間ほど滞在しました。
現地人学生は積極的に英語を話すので苦労した面もありますが、今まで海外に一度も行ったことがなかったのでいい刺激になりました。
自分のやりたいことをできる時間があるのは大学生の特権ですよね。
プログラムの中で、グループで協力して1つのプレゼンを作ることがありました。
意見をまとめて1つのものを作り上げるのは手間暇がかかりますが、やり終えたときに大きな達成感を得ることができました。
おわりに
ということで、大学からの学びをイメージできたでしょうか。
一番はじめの靴の話に戻りますと、高校であった内履きと外履きの区別は大学にはありません。
家から出たら外の世界は自分の意識次第で
すべて学びのチャンスになります。
そのためには家の外に出る必要がありますが…笑
大学生活すべてが学びと考えるとなんだかワクワクしてきませんか。
実行委員2年目 檀浦知樹